日本紅斑熱について

更新日:令和元年8月5日

日本紅斑熱とは

 リケッチアの一種 Rickettsia japonica を病原体とし、その病原体を保有しているマダニに刺されることで感染するリケッチア症です。
 リケッチア症は、広く世界に分布しており、海外では、北米大陸にみられるロッキー山紅斑熱や地中海沿岸にみられる地中海紅斑熱が代表的なものです。
   
 日本では、1984年に初めての患者が確認され、日本紅斑熱と呼ばれるようになりました。
 発生地域は、鹿児島県、宮崎県、徳島県、兵庫県、島根県、和歌山県、三重県、神奈川県、千葉県、広島県、静岡県等、日本の広い地域で報告があります。
 大阪府においても例年、数件の患者が報告されており、マダニに刺されないよう注意が必要です。

症状について

 潜伏期間は、2日から8日程度とされています。
 症状は、発熱、発疹、頭痛、倦怠感などで、マダニが刺した部位に「刺し口」と呼ばれるカサブタのようなものが見られることが多いです。
 放っておくと重症化しますので、早い段階でこの病気を疑い、適切に治療することが大切です。

感染経路と対策について

マダニが生息していそうな場所  病原体を保有しているマダニに刺されると、感染します。
  マダニは家庭内に生息するダニと種類が異なります。マダニは、山林や草地といったシカやイノシシ、野ウサギなどの野生動物が出没する環境や民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道などに生息しています。
 マダニが活発に活動する春から秋にかけては特に注意が必要です。
 山林や草地などマダニが生息しているような場所に立ち入る際や農作業を行う際には、
マダニに刺されないように、長そで・長ズボンの着用、虫よけスプレーの使用など対策をとってください!
 マダニの対策については、こちらもを覧ください→「マダニによる感染症に注意しましょう!

 ダニ類の多くは、長時間(10日以上のこともある)吸血します。吸血中のマダニを無理に取り除こうとすると口器が皮膚の中に残り、化膿することがあるので皮膚科等の医療機関で適切な処置(マダニの除去や消毒など)を受けてください。

治療について

 適切な抗菌薬を投与することが重要です。
 また、放っておくと重症化しますので、早い段階でこの病気を疑い、適切に治療することが大切です。
 マダニに刺されたら数週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状が認められた場合は、医療機関を受診しマダニに刺されたことを伝えましょう。

関連リンク

国立感染症研究所:日本紅斑熱とは(外部サイト)
国立感染症研究所昆虫医科学部:マダニ対策、今できること(外部サイトを別ウインドウで開きます)
大阪健康安全基盤研究所:野山でダニに咬まれないように注意しましょう!
環境農林水産部動物愛護畜産課畜産衛生グループ:動物由来感染症サーベイランスについて

夏に気をつける感染症 −こちらもあわせてご覧くださいー

手足口病     ・咽頭結膜熱(プール熱)     ・蚊媒介感染症に注意しましょう!
 

このページの作成所属
健康医療部 保健医療室医療対策課 感染症グループ

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