ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎にご注意

更新日:平成28年6月23日

※ノロウイルスにご注意ください!※
例年とタイプの異なる、新たな型のウイルスにより、流行が拡大する可能性があります。手洗いをしっかり行い予防をしましょう!

感染性胃腸炎の流行状況(グラフ)     ノロウイルスは、一年を通して発生するため、注意が必要です。
 昨年、国内で、例年とタイプの異なるウイルスが確認されており、このウイルスが流行した場合、人に免疫が無いため、例年以上に感染者が増加する可能性があります。
 ウイルスの型が違っていても予防方法は変わりません。感染予防のために、次の3つのポイントに注意しましょう!
                                      

 1.【手洗い】 正しい手洗いを行い、手の汚れをしっかりと洗い流しましょう! 

 2.
【食中毒の予防】 食べ物を調理する際に、熱湯消毒や洗浄、加熱をしっかりと行いましょう! 

 3.
【適切なおう吐物、便の処理】 症状のある人のおう吐物や便を処理する際は要注意!塩素系消毒薬による正しい処理が重要です。                    
        

啓発ツールはこちら(クリックしてください)<感染性胃腸炎の発生状況(リンク)>

                                                       
                        
                                                                       

1.主な感染性胃腸炎

ノロウイルス

ロタウイルス

  • 主な症状は、下痢、おう吐、吐き気、腹痛ですが、発熱する場合もあり、症状がひどい場合には、脱水症状を起こすことがあります。
  •  感染してから発病するまでの潜伏期間は、平均1から2日(短くて数時間から数日) です。
  • 通常は軽症で、通常症状が1から3日続いて回復しますが、乳幼児、高齢者、もともと病気がある方など抵抗力の弱い方が発病すると重症になることがあります。
  • 乳幼児から高齢者まで、すべての年齢で発症しています。  
  • 主な症状は、下痢、おう吐、発熱です。 米のとぎ汁のような白色の水様の下痢便が特徴です。
    ノロウイルスに比べて、発熱を伴う場合が多く、また重症度が高いといわれているため、脱水症状に気をつける必要があります。
  • 感染してから発病するまでの潜伏期間は、約2日です。
  • 下痢やおう吐は、3から8日程度で回復し、発熱は通常半日から1日で治まります。
  • 生後6カ月から2歳を中心に乳幼児で多く発症します。成人では、感染しても発病しない不顕性感染が多いといわれていますが、発病する場合もあります。
  • 1月から4月に発生が多いとされています。

      ロタウイルス(国立感染症情報センター)(外部サイト)

2.感染経路

(1) 人から人への感染
  感染者のおう吐物や便を触った手や、手で触れたものを介して口に入り感染します。
 また、おう吐物の飛沫から感染する場合もあります。人によっては、感染しても発病しない(不顕性感染と呼びます)がウイルスを排出する場合があり、知らない間に周りの人が感染してしまっていることもあります。
 
(2)汚染された水、食品からの感染
  食品からの感染で多いのは貝類によるもので、汚染された二枚貝を生や、加熱が不完全なまま食べることで感染します。 
                                                                                                                     

3.感染予防のポイント

 ◎ 手洗い 

  • 日ごろから、調理前後、食事前、トイレの後などに、石けん(液体石けんが推奨されます)を使って、流水で手をしっかりと洗いましょう。
  • 手洗い後のタオルは共用せず、個人用タオルかペーパータオルを使用しましょう。
                                                  

                        
    <正しい手の洗い方> 
    手をしっかり洗いましょう(別ウインドウで開きます)

    【動画】ノロウイルス等の食中毒予防のための適切な手洗い
      厚生労働省MHLWchannel(外部サイトを別ウインドウで開きます)
                             

                                               

◎ 食中毒の予防 

  • カキなどの二枚貝は、中心部まで十分に加熱しましょう。湯通し程度では、ウイルスは死滅しません。 特に高齢者や乳幼児では注意しましょう。 
  •  貝類を調理したまな板や包丁は、すぐに熱湯消毒しましょう。 
  •  野菜、果物などの生鮮食品は、水道水で十分に洗いましょう。 
  •  調理する際、食事の前、トイレの後には、よく手を洗いましょう。 
     
    ノロウイルス食中毒のQ&A(食の安全推進課)
                            

◎ おう吐物、便等の処理(ウイルスによる感染性胃腸炎) 

  • ウイルスによる感染性胃腸炎では、感染している人のおう吐物、便から二次感染します。
  • ウイルスが乾燥すると、容易に空中に漂い、その飛沫(ウイルスを含んだ小さな水滴、1から2m程度飛散)をわずかでも吸い込むことで感染するため、処理する際には次の「3原則」を守りましょう。
                                         
    1.すばやく処理する    2.乾燥させない   3.消毒する

    ノロウイルスによる感染性胃腸炎にご注意  [PDFファイル/364KB]※大阪府チラシ(ダウンロードしてご活用ください!)
                                                              

 <おう吐物、便の処理方法>
  処理する人以外(子ども、高齢者等)が感染しないよう、処理が終わるまで、その場から遠ざけましょう。
  それが不可能な場合は、少なくとも3m以内に近づかないようにすることが必要です。

 <準備>
                                                   
 1)処理する人は、使い捨てマスク、使い捨て手袋、できれば目の防御のためメガネを着ける。
 2)消毒剤として、次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系消毒剤や家庭用塩素系漂白剤を準備。
      また雑巾(古布、古新聞などでもよい)、ペーパータオル、大きめのビニール製ゴミ袋を用意。
                                                           
 <おう吐物などで汚れた床をふく>

                                                                            
 1)家庭用塩素系漂白剤の原液を10倍に薄め、それを浸した雑巾(古布、古新聞などでもよい)、
   ペーパータオル等でおう吐物を覆ってしまう。
 2)5分くらいおいてから、拭き取り面を、内側(下)に折り込みながら静かに拭き取る。
   (汚れた部分に触れないようにする。)
 3)拭き取りに使った雑巾(古布、古新聞などでもよい)、ペーパータオル等は、ただちにゴミ袋に入れ、
   10倍に薄めた家庭用塩素系漂白剤を入れ消毒、密封したうえで廃棄する。
 4)おう吐物が付着していた床等は、周囲を含めて10倍に薄めた家庭用塩素系漂白剤を浸した
   ペーパータオル等で拭き、消毒する。
 5)窓を開けるなど、換気を十分にする。 
                                                  

 <汚れた衣服の消毒をする>
                                                                
 おう吐物や下痢便で汚れた衣類は、感染源になるので、他の衣類と別に洗いましょう。
 
 1)まず、50倍に薄めた家庭用塩素系漂白剤を浸したペーパータオルで、汚物を取り除く。
 2)50倍に薄めた家庭用塩素系漂白剤の中に、30分程度つけこむ。
  材質等の状況により、家庭用塩素系漂白剤の使用ができない場合は、熱湯につけこむ。
  (85℃以上で1分以上または80℃10分以上の熱水洗濯を行う。)
 3)他の衣類とは、別にわけて洗う。 
                                            
  <トイレのドアノブ、水洗レバー、トイレの床などをふく>
 
 ・250倍に薄めた家庭用塩素系漂白剤を浸したペーパータオル等で拭く。
 ・塩素系漂白剤は、金属腐食性があるので、拭き取り部位が金属の場合は、30分程度おいた後で、
  水拭きを行う。窓を開けるなど、換気を十分にする。 
                                     

  全ての処理が終わったら、石けんを使ってしっかり手を洗い、うがいをしましょう。

 

4.感染性胃腸炎にかかったら

  • ウイルスを原因とする感染性胃腸炎に対して、特別な治療法はありません。治療は輸液、整腸剤などの対処療法に限られます。症状が続く期間は比較的短期間ですので、脱水を防ぐために水分補給や安静が必要です。
  • 乳幼児や高齢者などの抵抗力の弱い方が感染すると重症になることがあるので、早めに医療機関を受診しましょう。
  • 止しゃ薬(いわゆる下痢止め薬)を使用すると、病気の回復を遅らせることがあるので、使用については、医師に相談してからにしましょう。
  • 二次感染を防ぐため、症状のある間の入浴は、シャワーのみにするか、最後に浴槽に入るようにしましょう。また、症状が消えてからも便にウイルスが排出(感染してから1週間程度)されますので、手洗いをしっかり行ってください。 
                                            

5.施設などで集団発生が疑われる場合

  • 最寄りの保健所や、かかりつけの医師にご相談ください。
  • 保育所、幼稚園、学校、高齢者の施設などで発生した場合には、早く診断を確定し、適切な対症療法を行うとともに、感染経路を調べて、感染の拡大を防止することが必要ですので、速やかに最寄りの保健所にご相談ください。
  •  社会福祉施設等においては、「社会福祉施設等における感染症発生時に係る報告について」(平成17年2月22日付け厚生労働省健康局長、医薬食品局長、雇用均等・児童家庭局長、社会・援護局長、老健局長連名通知)により、感染が疑われる者が10名以上、または全利用者の半数以上が発生した場合など必要な場合は、市町村及び保健所への報告を行うようにしてください。
  • 介護保険施設等に関しては、厚生労働大臣が定める手順(平成18年厚生労働省告示第268号「厚生労働大臣が定める感染症又は食中毒の発生が疑われる際の対処等に関する手順」)に沿って、必要な場合は、市町村及び保健所への報告等を行うようにしてください。 

6.啓発ツール

 ノロウイルスの感染予防のための啓発ツールです。こちらからダウンロードしてご活用ください!

リーフレット

大阪府リーフレット「ノロウイルスによる感染性胃腸炎にご注意!」大阪府リーフレット「ノロウイルスによる感染性胃腸炎にご注意!」

「ノロウイルスによる感染性胃腸炎にご注意!」
・2次感染の予防のポイント(具体的な処理・消毒方法等)
・家庭用塩素系漂白剤の希薄方法 等
 【大阪府作成】

厚生労働省リーフレット「冬は特にご注意!ノロウイルスによる食中毒」

「冬は特に注意!ノロウイルスによる食中毒」                                             
・食品を取り扱う方々向けリーフレット
 【厚生労働省作成】

大阪府リーフレット「手をしっかり洗いましょう」

「手をしっかり洗いましょう」
・正しい手洗いの方法について
 【大阪府作成】

動画

【その他】ノロウイルスに関するQ&A

動画 ノロウイルス等の食中毒予防のための適切な手洗い【動画】ノロウイルス等の食中毒予防のための適切な手洗い                      
 厚生労働省MHLWchannel(外部サイトを別ウインドウで開きます)

ノロウイルス食中毒のQ&A
(食の安全推進課)
ノロウイルスに関するQ&A(外部サイト)
(最終改定:平成26年11月19日)
(厚生労働省)

                                                                              

7.関連リンク

ノロウイルスに関するQ&A(外部サイト)(厚生労働省)
感染性胃腸炎(感染症発生動向調査週報IDWR)
ノロウイルス感染症(国立感染症情報センター)
高齢者介護施設における感染対策マニュアル(外部サイト)(厚生労働省)

このページの作成所属
健康医療部 保健医療室医療対策課 感染症グループ

ここまで本文です。