道路・河川の維持

更新日:2024年3月28日

基本的な考え方

メンテナンスサイクル

大阪府が管理する道路・河川等の施設は、「大阪府都市基盤施設長寿命化計画」に基づき、定期的な点検により健全度や社会的影響度を評価し、優先順位に従って修繕(補修)を進めています。

詳しくはこちら → 大阪府都市基盤施設長寿命化計画(事業企画課のページ)

橋梁/横断歩道橋

  • 当事務所では橋梁と横断歩道橋を合わせて約400橋管理しています。
  • 全橋梁を定期的に点検し、点検で得られる構造上の健全度と、交通量や架橋位置など社会的影響度を考慮し、優先順位を付けて補修を進めています。

【腐食した橋桁の補修】

補修前矢印補修後

【橋梁の点検】

打音検査
打音検査

ボートによる点検
ボートによる点検

ドローン
ドローンによる点検

トンネル

はらがたわトンネル
はらがたわトンネル

管内の全8箇所について、予防保全の観点から、定期点検に加えて職員による簡易点検や日常のパトロールにより、状態監視に努めています。

[管内のトンネル]

  • 国道173号 … 能勢トンネル、能勢第二トンネル、はらがたわトンネル、天王第一トンネル、天王第二トンネル
  • 豊中亀岡線 … 紅葉滝隧道
  • 茨木能勢線 … 箕面隧道、野間隧道

【トンネルの点検】

近接目視・打音検査
近接目視・打音検査

浮きの叩き落し
うきの叩き落し

舗装

舗装
  • 当事務所が管理する道路は一般国道、主要地方道、一般府道を合わせて約220kmあります。
  • 日常のパトロールや定期的な点検により、わだち掘れやひび割れなど路面の状況を把握し、優先順位をつけて舗装を補修しています。
  • また、空洞の有無など路面下の状況を調査・分析することにより、突然発生する路面陥没による第三者被害の防止にも努めています。

【舗装の点検】

路面性状調査
路面性状調査

路面下空洞調査
路面下空洞調査

道路法面

道路法面
  • 山間部の路線では、道路沿いに自然斜面があり、大雨の際などに沿道の法面が崩落する恐れがある箇所があります。
  • 定期的な点検により法面の状況を把握し、崩落や落石等の危険性がある場合には、優先度の高い箇所から順に防災対策工事を進めています。
  • 異常気象時通行規制区間(大雨が降ると通行止めとなる道路)については、対策工事が完了後に一定期間の経過観察を経て、規制基準や規制区間を見直す検討も進めています。
  • 【法面の点検】

    【法面の点検】土質や転石の状況を調査
    土質や転石の状況を調査

     モノレール

    モノレール一般部の管理区分
    • 大阪モノレールの支柱や軌道桁などの「インフラ部」は「モノレール専用道」として大阪府が管理しており、全延長28.6kmのうち豊中市域以西の区間(延長約7.7km、5駅)を当事務所が管理しています。
    • 基本的に大阪中央環状線など道路上の空間を通るほか高速道路や鉄道と交差するなど、第三者被害とモノレール運行への支障を防ぐ観点から、予防保全対策を進めています。
      詳しくはこちら → モノレールの予防保全対策等(鉄道推進課のページ)

    橋梁(歩道橋)の耐震補強

    落橋防止対策の例
    落橋防止対策の例

    • 災害時に緊急車両等の通行機能を確保する観点から、地震時の橋梁の倒壊や落橋を防ぐための耐震対策を進めています。 
      → 大阪府地震防災アクションプログラム(都市防災課のページ)
    • 当事務所では、これまでに広域緊急交通路(※)等を跨ぐ主要橋梁の対策は完了しており、引き続き、主要な歩道橋の耐震対策を進めます。
      (※)広域緊急交通路とは、大規模災害発生時に、救命救助や支援物資輸送などの緊急車両の通行を優先的に確保する路線のことをいいます。

    【橋梁の耐震補強】

    落橋防止装置
    落橋防止装置の設置

    耐震補強
    橋脚の補強

    道路付属物

    照明柱の更新工事
    照明柱更新工事

    道路照明灯、案内標識、道路情報提供装置、防護柵といった道路付属物のうち道路を跨いでいる大型の標識や照明柱については定期点検により、他はパトロール等の日常点検により状態を把握し、必要に応じて不具合箇所を補修や更新しています。

    河川の維持工事

    • 大阪北部地域の河川は、昭和42年7月豪雨等を契機とし、治水対策が府内でも早くから整備されてきた一方で、改修当時の護岸の老朽化が進んでいることから、更新事業を進めています。
    • 現在、一級河川千里川の下流部で事業を進めています。

    河川の更新前矢印河川維持の更新後

    除草・街路樹管理

    ◆除草・剪定

    除草・剪定
    街路樹の剪定

    道路では通行の安全性確保のための路肩の除草、街路樹の剪定、法面の草刈りを、河川では流下能力確保のための河道内樹木等の伐採や堤防法面の草刈りを、それぞれ適切な時期に対応しています。

    除草・剪定 [PDFファイル/1.33MB]

    ◆街路樹診断と更新

    街路樹の更新
    街路樹の更新

    • 老朽化や大木化、根上り等をしている街路樹については更新(若木への植え替え)を進めています。
    • 街路樹診断により樹木の健全度を把握し、倒木の恐れのあるものをあらかじめ伐採しています。

    街路樹の老朽化 [PDFファイル/893KB]  街路樹診断 [PDFファイル/870KB]

    日常的な維持作業

    ポットホール補修
    ポットホール補修

    道路面に開いた小穴(ポットホール)の補修、大雨の前の側溝清掃、局所的な除草、側溝の改修といった日常の維持作業を、随時、迅速に対応しています。

    作業風景 [PDFファイル/1.66MB]

    清掃イベント

    ◆大阪中央環状線の一斉清掃

    清掃の状況
    清掃の状況

    毎年9月20日前後の一日を「中環をきれいにする日」とし、地元自治会やボランティア、周辺の企業の皆さんのご協力を得て、歩道の清掃や美化啓発の活動を行っています。

    詳しくはこちら → 道路環境課のページ


    ◆協働による各地域の清掃活動

    道路愛護キャンペーン
    道路愛護キャンペーン

    地域住民、学校、企業等多様な主体が参加する道路・河川の清掃活動として、箕面シンボルロード清掃(道路愛護キャンペーン)、千里川アクアユートピア、天竺川清掃、能勢町内河川美化活動、川尻地区リフレッシュ活動などが行われています。

    アドプト・プログラム

    ◆アドプト・ロード、アドプト・リバー

    アドプト活動

     
    看板

    • 所管する道路・橋梁や河川の一定区間において、地元自治会や企業等の団体が自主的に行う清掃や除草、花栽培等の活動を支援し、地域に愛されるきれいな道路や河川環境をつくります。

    • 道路・河川管理者(土木事務所)、参加団体及び地元市町の3者が協定を結び、活動内容や関係者の役割分担を取り決めます。

    参加方法等 → ルールブック 

    申し込み方法等 → 実施要領

    ※申し込み、活動報告はインターネット(電子申請)でも受け付けています。

     電子申込(外部サイト)  手順 [PDFファイル/1.86MB]

     電子報告(外部サイト)  手順 [PDFファイル/1.27MB]


    管内の参加団体
     アドプト・ロード 
    PDF/79KB   Excel/17KB
     アドプト・リバー PDF/57KB  Exce/15KB


    詳しくはこちら → 
    道路環境課のページ河川環境課のページ事業企画課のページ

    豊能維持管理基地

    • 豊能町域の災害等に対応するため、維持管理基地の整備を豊能町木代地区において検討しています。
    • 整備内容や整備スケジュール等について、豊能町役場や地元自治会と議論を重ねていきます。

    土地利用計画図
    土地利用計画図
    ※今後、変わる場合があります。

    【豊能維持管理基地整備検討会議】
    第1回:令和元年8月5日[PDFファイル/490KB]
    第2回:令和元年10月3日 [PDFファイル/262KB]
    第3回:令和2年1月29日 [PDFファイル/254KB]

    【住民説明会】
    第1回:令和3年12月11日
    これまでの整備検討会議で確認された内容を踏まえ、土地利用計画の検討状況などについて説明。

    このページの作成所属
    都市整備部 池田土木事務所 維持保全課

    ここまで本文です。


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