北部の農とみどりの概要

更新日:平成27年3月10日

北部の農とみどりの概要


北部農と緑の総合事務所が所管する北部地域(豊能地域と三島地域)は、大阪府の北部、淀川以北に位置し、北は京都府、西は兵庫県に隣接しています。管内は、豊中市、池田市、箕面市、豊能郡豊能町、同能勢町の3市2町からなる豊能地域と、吹田市、高槻市、茨木市、摂津市、三島郡島本町の4市1町からなる三島地域の合計7市3町で構成されています。
区域面積は、約489平方キロメートルで府域の約26%を占め、人口は約177万人で同じく約20%を占めています。(平成25年)。

地勢

南部は大阪平野に続くなだらかな丘陵地帯であり、淀川の堆積作用で生まれた肥沃な土地で、現在も、高槻市、茨木市を中心に優良な農地が存在しています。
また、北部は北摂山連山をなす、妙見山(662.0m)や竜王山の山々が連なり、棚田の点在する中山間的な地域となっています。

農業と農空間

本地域の耕地面積は3,155haで府全体の23%に当たります。耕地面積の8割が田で府内(約7割)でも田の占める割合が高く、専業的な農家の割合は少ない反面、米を販売する農家が多く、販売農家数(全農家数に占める割合47.6%)は府内の平均(同割合39.8%)を上回っています。

水稲以外の特産品として、豊能地域の能勢栗が有名で、日本の栗の品種の中で3本の指に入る「銀寄(ぎんよせ)」発祥の地といわれています。なにわの伝統野菜として、「吹田くわい」(吹田市)、「服部しろうり」(高槻市)、「三島うど」(茨木市)、「鳥飼なす」(摂津市)、「高山ごぼう」、「高山まな」(いずれも豊能町)(カッコ内の市町村名は原産地)が、各地域で生産量は少ないながらも伝統に守られた生産が行われており、地域の食文化を支えています。また、当所の指導により産地化した、赤しそ、大甘とう(茨木市)をはじめ、ぶどう(高槻市、茨木市、能勢町)が栽培されています。


 

管内図くり写真

林業

本地域の森林面積は、22,217ha、森林率は45%で府全体の30%を上回っています。
また、森林の面積の94%が民有林となっています。地域の森林の多くは、かつては農業や住民の生活と密接に関係する里山として、燃料や堆肥の供給源として利用されてきましたが、人々の生活態様の変化により、これら里山は利用されなくなり、放置された森林・竹林が多くなってきました。このため、アドプトフォレスト活動など企業等との協働による保全活動に取り組んでいます。
一方、主に戦後、スギやヒノキなどの人工造林が進み、人工林率は36%(府全体では49%)で、その多くは間伐など保育作業を行っていますが、徐々に成熟期を迎えつつあります。これら森林における森林所有者の林業生産活動は、木材価格の低迷等から低調ですが、地域の森林の育成・管理の担い手として、大阪府森林組合(豊能、三島両支店)が中心となって、間伐等森林の保育、間伐材の加工ほか、近年では木質バイオマス利用などを推進しています。

府域にある国定公園(2か所)、府立自然公園(2カ所)の内「明治の森箕面国定公園」「府立北摂自然公園」が立地しており、優れた風景地として、また、レクリエーション、自然環境学習の場を提供しています。

自然環境
地域には、貴重な自然環境の保全や動植物の保護のために指定された、自然環境保全条例に基づく自然環境保全地域(全5箇所)、緑地環境保全地域(全3箇所)の内、自然環境保全地域が3か所(本山寺〈高槻市〉、若山神社〈島本町〉、妙見山〈能勢町〉、緑地環境保全地域が3か所(三草山〈能勢町〉、地黄湿地〈能勢町〉、木代〈豊能町〉存するように大変自然豊かな地域となっています。

当事務所では、北部地域の農林業の振興、農空間及び自然環境の保全、府民の皆さんが実感できる「みどりの創造」や「農のある暮らし」の実現に向け、「農業の振興」「農空間の保全・活用」「森林の保全・活用」「畜産の振興」「地域・府民との協働」に取り組んでいます。 

土地利用のグラフ地黄湿地

このページの作成所属
環境農林水産部 北部農と緑の総合事務所 地域政策室

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