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古墳時代前期と古代の集落跡及び三体の人物埴輪を発見

陵東遺跡(羽曳野市・藤井寺市所在)において

代表連絡先 教育庁  文化財保護課  調査事業グループ
ダイヤルイン番号:072-291-7401
メールアドレス:bunkazaihogo@sbox.pref.osaka.lg.jp

提供日

2020年9月24日

提供時間

14時0分

内容

大阪府教育庁では羽曳野市・藤井寺市に所在する陵東)遺跡(みささぎひがしいせき)の発掘調査を行っています。このたび、古墳時代前期と古代の集落跡及び3体の人物埴輪などを発見しましたので、お知らせします。

1 経緯・経過
 今回の発掘調査は大阪羽曳野線建設事業に先立ち令和2年5月より実施しています。
 陵東遺跡は羽曳野市と藤井寺市の市境にあたり、陵東遺跡としては初めての発掘調査となります。

2 所在地 羽曳野市島泉八丁目・藤井寺市恵美坂二丁目

3 調査成果
 今回の調査では、古墳時代前期(3世紀後半から4世紀)の竪穴建物(たてあなたてもの)が1棟、同じ時期の井戸が2基見つかりました。また、古代(7世紀以降)の掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)が発見されました。大きな成果としては、古代に機能していた溝の中から人物埴輪を3体発見できたことです。
 3体の埴輪は重なるように出土し、男子像・盾持人・力士と考えられます。また、近くで円筒埴輪もまとまって見つかりました。いずれも時期は5世紀後半から6世紀初頭です。
 埴輪は本来古墳に据え置くものであり、今回は溝の中から見つかっていますので、捨てられたものと考えられます。現時点においてはどこの古墳のものか不明ですが、今後分析を進めていく予定です。

4 その他 密集を避けることが難しいため現地公開は実施しません。

【用語解説】
竪穴建物(たてあなたてもの)
 地表を掘りくぼめ、上に屋根をかけた半地下式の建物。床面が地表より下に位置することから下記の掘立柱建物と区別されている。長らく「竪穴住居(たてなじゅうきょ)」と呼ばれていたが、その機能が必ずしも「住居」とは限定できず、工房など居住以外の施設の可能性も考えられることから、最近では「竪穴建物」とする場合が多い。

掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)
 地面に穴を掘りくぼめて、穴の中に柱を据え付けて固定した構造物の建物。床が地表もしくは地表よりも高い位置にあり、竪穴建物とは区別されている。

人物埴輪(じんぶつはにわ)
 古墳の墳丘上や周辺に立て並べられた焼ものである埴輪のうち人の形を写したものをいう。冑をかぶり短甲を着た武人や袈裟状衣をまとい襷をつけた巫女など職能を表現している場合が多い。

※詳細については、添付資料をご覧ください。

添付資料

調査区位置図 (Pdfファイル、921KB)

 

調査区全体図 (Pdfファイル、99KB)

 

写真1 (Pdfファイル、522KB)

 

写真2 (Pdfファイル、561KB)

 

写真3 (Pdfファイル、428KB)

資料提供ID

39343

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