府立生野支援学校において、個人情報が保存された外付けハードディスク(以下、ハードディスク)を紛失するという事案が発生しました。このような事態を招きましたことをお詫びいたしますとともに、今後、再発防止に取り組んでまいります。 なお、現時点で情報漏えいに関する連絡は入っていません。 1 紛失した個人情報の内容 現在、判明しているものは以下のとおり。 ・平成29年度、30年度の個別の教育支援計画 360人分 ・平成30年度校外支援に関する文書 小中学校等9校 41人分 ・平成29年度、30年度高等部生徒の進路指導等に係る文書 202人分 ・平成29年度、30年度の授業、学校行事等で使用する児童生徒名記載のリスト 360人分 2 事案の概要 校内パソコン室で保管していたハードディスク6台(うち3台に個人情報が含む)を紛失し、捜索をしたが発見に至らなかったことから、盗難の可能性が高いと判断した。 3 事案の経過 令和元年5月中旬 ・教員Aが、体育祭の名簿作成時に過去の生徒名簿を確認するため、6台のうち1台のハードディスクを使用した。 令和元年9月3日(火曜日) ・担当教員Bが、ハードディスク6台が保管場所にないことに気づいた。 ・その後、全校舎内の一斉捜索及び全教職員に対し、所在不明のハードディスクについて最後に使用したのはいつか等に関するアンケート調査をした。 令和元年9月18日(水曜日) ・度重なる校内捜索及び調査でも発見に至らないことから、盗難の可能性が高いと判断し、生野警察署へ被害届を提出し、警察による捜査が行われた。 令和元年9月20日(金曜日) ・在校生保護者あてに謝罪と経緯説明の文書を発出した。 令和元年9月24日(火曜日) ・卒業生保護者あてに謝罪と経緯説明の文書を発出した。 令和元年9月25日(水曜日)から令和元年10月3日(木曜日) ・関係者(小中学校等)への謝罪と経緯説明を行った。 令和元年9月27日(金曜日) ・在校生保護者、卒業生保護者対象の説明会を実施した。 4 紛失の原因 ・府立支援学校では外部記憶媒体への個人情報保存については原則禁止しているにも関わらず、当該校では守られていなかった。 ・個人情報を保存したハードディスクを扉や鍵のついていないパソコン室内の棚で保管していた。また、使用者、使用年月日等を記載する帯出簿を作成しておらず、ハードディスクの利用状況も管理できていなかった。 5 再発防止策 (1)当該校において全教職員に対し、情報セキュリティーポリシーの再確認を行い、個人情報に係るルールの遵守を徹底すること、原則個人情報を外部媒体に保存しないことを徹底することを改めて周知する。 (2)個人情報を含む文書等を保存する場合は、鍵のかかるロッカー等での保管を徹底するとともに、持ち出し・返却の際に管理職の確認を受ける等のチェック体制を徹底する。 (3)教育庁として、全府立学校に本件を周知し、原則外部記憶媒体へ個人情報を保存しないことを含め、 個人情報の適切な取扱いについて、改めて注意喚起を行う。 |