報道発表資料検索


低濃度ポリ塩化ビフェニル(PCB)を含む絶縁油を使用した変圧器の所在不明事案について

代表連絡先 教育庁  施設財務課  技術管理グループ
ダイヤルイン番号:06-6944-7295
メールアドレス:shisetsuzaimu@sbox.pref.osaka.lg.jp

提供日

2019年7月18日

提供時間

14時0分

内容

  府立園芸高等学校で実施した施設財務課発注の「受変電設備改修工事」において、撤去後、校内に保管すべき「低濃度PCB(1.0mg/kg)を含む絶縁油を使用した変圧器」(以下、「低濃度PCB含有機器」)1台が所在不明であることが判明しました。

 このような事態を招いたことをお詫びいたしますとともに、今後、再発防止に努めてまいります。

 

1 事案の概要

 学校職員が、PCB廃棄物の保管状況を確認したところ、上記工事において撤去後、保管すべき低濃度PCB含有機器1台が見当たらないことに気付いた。校内における所在確認、関係者への聞き取り調査等を実施したが、所在を確認できなかった。

 

2 事案の経緯 

〇平成30年8月12日

施工業者が老朽化した機器5台を取り外し、PCB含有検査のために検体を採取したところ、2台の絶縁油に低濃度PCBが含まれていることが判明した。

 

〇9月20日

府工事監督員(施設財務課職員)及び工事監理委託監督員(注1)が立会いの上、絶縁油の抜き取りを担当する業者がPCB非含有機器2台の絶縁油抜き取り作業を行った。

その際、PCB含有機器1台とPCB非含有機器1台においてPCBの検体採取時の整理番号が誤っており、PCBが含まれているかどうか不明確な機器1台があることが判明した。なお、この1台については、後日、整理番号とPCB含有検査結果の確認をすることとした。

(注1)施設財務課が工事監理を委託した設計事務所の担当者

 

〇9月21日

整理番号とPCB含有検査結果の確認を行なわないまま、施工業者の指示により、運搬業者が機器3台を学校から搬出。 

                               

〇10月22日

学校職員が工事完成時の引継ぎ書類と照合し、PCB廃棄物の保管状況を確認したところ、該当する機器1台が見当たらないことに気付いた。

同日、教育庁に報告があり、以降、校内における所在確認や工事関係資料の調査、施設財務課職員をはじめ施工業者、運搬業者、スクラップ業者等の関係者からのヒアリングを実施。

絶縁油の抜き取りを担当した業者は、「低濃度PCB含有機器から絶縁油を抜き取っていない。」、一方、運搬業者及びスクラップ業者は、「絶縁油入りの機器は受け取っていない。」とのことだったため、絶縁油は所在不明となっている。

また、府工事監督員及び工事監理委託監督員はPCB含有検査の検体採取時と機器搬出時の現場に立会わず、また、その後のPCB含有機器の保管状況を確認することなく、さらに学校の特別管理産業廃棄物管理責任者(以下、「特管責任者」)(注2)にPCB含有機器があることを報告していなかった。

(注2)PCB保管についての法令上の責任がある者

 

〇平成31年3月27日

本事案を監督官庁である大阪府環境農林水産部へ報告し、令和元年7月10日付けで「PCB廃棄物の適正管理等の徹底について」の指導文書を受け取った。

[指導文書の主な内容]

・本事案はポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法に規定する譲渡しの制限及び廃棄物の処理及び清掃に関する法律に規定する無許可業者への委託禁止に違反する行為である。

・法令遵守の意識が低く、PCB廃棄物の管理体制に問題があったことなどにより引き起こされたものと言わざるを得ない。

・このような事案を二度と起こさないため、PCB廃棄物に携わる者の法令遵守の認識を高めるとともに産業廃棄物の管理体制を充実させるなど、法に則った適正管理等を徹底するよう厳重注意する。 

 

 3  発生の原因

・府工事監督員及び工事監理委託監督員がPCB含有検査のための検体採取の現場に立会わなかった。また、PCB含有検査の結果を特管責任者に報告していなかった。

・府工事監督員及び工事監理委託監督員が機器の搬出を施工業者に一任し、PCB含有機器の保管状況を確認しなかった。

                                                                                                                             4  再発防止策

・工事契約後に府工事監督員及び工事監理委託監督員は、学校の特管責任者とともに、工事対象機器とPCB管理台帳との照合や、PCB含有検査に関する情報を共有し、機器搬出等における立会いや照合などを行うよう徹底する。

・PCB含有検査の手順を明確にし、立会いや事前確認を徹底する。また、PCB含有機器とPCB非含有機器の分別保管を徹底する。

・施設財務課の工事担当職員が、特管責任者の資格を取得し、PCB含有機器の保管等についての専門的な知見を高め、再発防止に努める。

・PCB機器の管理に関するマニュアルを作成し、全府立学校に配布する。

・毎年度2回、府立学校事務職員対象の研修会において、本再発防止策を盛り込んだ研修を実施する。

資料提供ID

34325

ここまで本文です。