請願第3号 軽度・中等度難聴児の補聴器購入費の助成に関する件

更新日:2015年10月30日

請願番号

請願第3号

件名軽度・中等度難聴児の補聴器購入費の助成に関する件
請願者

茨木市春日4−10−4−103
社会福祉法人大阪府肢体不自由者協会
 ぴょんぴょん教室親の会
 軽度・中等度難聴児を持つ親の会
 入江 沙織

紹介議員三田 勝久
受理年月日平成27年10月2日
要旨

 近年、新生児聴覚スクリーニング検査により、高度難聴のみならず軽度・中等度といったさまざまな程度の難聴児が早期に診断されるようになりました。
 その中で、私たちの子どもは軽度・中等度難聴児という診断を受け、補聴器を装用して療育を受けることになりました。
 聴力レベル70デシベル以上の高度難聴児が補聴器を購入する際は、身体障がい者手帳所持者であれば、障害者総合支援法に沿った公的助成を受けることが出来ます。聴力レベル60デシベル以上70デシベル未満の難聴児は、特別補聴器ということで総額の3分の2の公的助成を受ける事ができますが、3分の1は自己負担となります。しかし、その後の修理代や耳の形に合わせたオーダーメイドの耳栓であるイヤモールド代などについては助成がありません。障害者総合支援法に合わせた公的助成をお願いしたいと考えています。
 さらに、聴力レベル30デシベル以上60デシベル未満の難聴児につきましては公的助成がなく、全額自己負担となり経済的な負担がとても大きくのしかかってきます。必要だが購入できない家庭があれば、それは子どもの人生に大きく影響します。中には金融機関から借りられた方や補聴器店へ分割払いで支払われた方がおられたともお聞きしています。費用としては1台数万円を要し、購入後の修理代や成長と共に買い替えるイヤモールドにかかる費用も経済的な負担が大きいです。早期から補聴器を装用することで、私たちの子どもたちは言語取得、コミュニケーション能力の獲得、情緒の安定が図られます。
 府以外の多くの県はすでに公的助成を行っています。難聴を持った子どもたちの未来のためにも、1日でも早く軽度・中等度難聴児を対象に公的助成をして頂けるよう、下記のとおり請願します。


 ○ 聴覚障がい者のうち、身体障がい者に該当しない両耳の聴力レベルが30デシベル以上70デシベル未満の軽度・中等度難聴児に対するイヤモー
  ルドを含む補聴器並びに周辺機器を購入・修理する際に公的助成を行うこと。

このページの作成所属
議会事務局 議事課 委員会・記録グループ

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