請願第2号 軽度・中等度難聴児の補聴器助成に関する件

更新日:2015年10月30日

請願番号

請願第2号

件名軽度・中等度難聴児の補聴器助成に関する件
請願者

大阪市港区市岡1−5−28
大阪府軽度・難聴児の補聴器助成を考える医師の会
 奥村 隆司

紹介議員大橋 一功、森  和臣
受理年月日平成27年10月2日
要旨

 近年、新生児聴覚スクリーニングなどにより、難聴児を早期に発見し、早い時期から補聴器を使用することで、言語発達、言語習得などに役立つことが知られています。
 全国においては、難聴児の中で聴力レベル70デシベル以上の高度難聴児は身体障がい者に該当するため、補聴器を購入する際には公的補助を受ける事が出来ます。府では、聴力レベル60デシベル以上から70デシベル未満の難聴児は、特別補聴器ということで一部公的助成を受けることが出来ますが、それ以外の軽度並びに中等度難聴児はその対象外であります。このような難聴児にも早期に補聴器を使用することで、言語能力、知的能力、コミュニケーション能力などの発達に役立つことが医学的、教育学的にも示されています。そのため、府以外の多くの都道府県では、この対象外の難聴児にも公的助成を行っています。補聴器や周辺機器は決して安価ではなく、若年の保護者の経済的負担は大きいものとなっており、このために補聴器の装用を躊躇してしまう事例も見られています。スムーズにこのような子どもたちの補聴器の使用を促し、適切な療育ができるためには公的助成が必要であります。
 障がい児を持つ保護者の精神的苦痛は計り知れないものです。そのストレスを少しでも軽減し、聴覚障がいを持った子どもたちの未来を開くためにも是非、府でも軽度・中等度難聴児の補聴器使用に対する公的補助を行うよう、下記のとおり請願します。


 ○ 聴覚障がい児のうち、身体障がい者に該当しない両耳の聴力レベルが30デシベル以上70デシベル未満の軽度・中等度難聴児に対する補聴器
  並びに周辺機器を購入・修理する際に公的助成を行うこと。

このページの作成所属
議会事務局 議事課 委員会・記録グループ

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