(6)表敬訪問  カリフォルニア州政府(サクラメント市)

更新日:平成21年8月5日

4 調査テーマ別の調査内容

(6) カリフォルニア州政府表敬訪問等

レポート担当

宗清 皇一 議員

と   き

平成19年11月9日(金曜日)

と こ ろ

カリフォルニア州政府(サクラメント市)

応接者

カリフォルニア州政府副知事
                   ジョン・ガラメンディ氏ほか 

調査目的

 大阪府と友好交流提携を結んでいるカリフォルニア州政府を表敬訪問することで、友好をより深めるとともに、副知事と環境への取組み等について意見交換を行う。

1 大阪府とカリフォルニア州との友好のあゆみ                                                                                         

 アジア太平洋地域との交流を強化し、関西国際空港の開港を機に国際化に向けて一層の飛躍を図る観点から、大阪府は、米国西海岸において地理的、歴史的に日本との結びつきが強く、交流が盛んなカリフォルニア州との友好提携を計画した。1993年、カリフォルニア州ウィルソン知事の来阪の際に、府知事から友好提携の打診を行った。1994年1月、ウィルソン知事から交流促進に向け協議を進めたい旨の書簡が送付され、同年11月、府知事がカリフォルニア州を訪問し、相互協力に関する覚書に調印した。
 最近では、両国の高校生の相互派遣事業などが行われている。
 また、1997年にサンフランシスコ市内に大阪府のカリフォルニア事務所が設置された。同事務所は、大阪の企業のアメリカ進出支援やアメリカ企業の大阪への誘致などを行うとともに、カリフォルニア州との友好交流促進の役割をになっている。カリフォルニア事務所では、大阪府から派遣された二宮所長と現地職員2名の3名体制となっている。二宮所長には、今回のアメリカ調査の全日程にご同行いただき、大変お世話になったことを心より感謝している。
 なお、カリフォルニア州の総面積は約42万平方キロメートル、日本の国土面積とほぼ同じで、米国第3位であり、人口は約3,717万人(2006年、カリフォルニア州政府推計)で、全米の中で最も多い。

2 サクラメント市の概要                                                                                       

 サクラメント市は、アメリカ合衆国カリフォルニア州北部サクラメント郡の郡庁所在地であり、カリフォルニア州の州都でもある。人口は約45万人(2006年、カリフォルニア州政府推計)と州内で8番目に多い。
 サンフランシスコ北東150kmに位置し、農産物の取引所として発展した。工業も盛んであり、西海岸における重要な交通の拠点の一つとなっている。気候は雨が少なく晴天が多く、市内は緑に包まれて、「つばきの都」として有名で、緑豊かな公園の中に州議事堂などが整然と並んでいる。
 1848年頃、サクラメント地方を中心に始まったゴールドラッシュとともに急激に発展し、1854年カリフォルニア州の州都となり、現在に至っている。市内は1800年代に建てられた古い美術館などがたくさん保存され、文化遺産も多く、「文化の都市」とも言われている。

3 副知事との懇談                                                                                           

 今回、30分ほどではあったが、ジョン・ガラメンディ副知事との面談が実現できた。同氏は40年前に来日したこともあり、大変な親日家である。副知事には非常に多忙であるにもかかわらず、時間をとって面談していただき、大変嬉しく感じた。
 山添団長より、広域的被害が発生したカリフォルニア州南部での森林火災について、一日も早く火災が鎮まることを祈願するとともに、被害にあわれた方々に対し心から哀悼の意を表し、岩見議長名のお見舞い状を手渡した。また、面談の機会をいただいたことへの御礼の挨拶を行った。
 ジョン・ガラメンディ副知事はシュワルズネッガー知事、並びに被災地に対して大阪府議会の真心を必ず届けますと約束され、感謝の言葉を述べられた。その後副知事は、我々の訪問に対する歓迎の言葉の中で、同州にとって、日本の中でも特に大阪は、経済的、人的にも最も重要都市であるとの見解を示された。
 地球温暖化等による異常気象でアメリカでは最近、雨不足とかんばつに見舞われ、カリフォルニア州南部では大規模な山火事が発生し、同地域には非常事態宣言が出されていた。そういうことからも、同州は全米でも最も熱心に環境問題にも取り組んでいる州であり、今後は一層の努力をしたいとも発言。環境への取り組みとして日本は先進国であり、日本からもっと多くの事を学ぶべきであり、アメリカとしてももっと地球温暖化問題を考えるべきだと話され、京都議定書を尊重すべきとの見解を示された。
 カリフォルニア州はアメリカ連邦政府と比べ環境問題には非常に熱心であり、他州に先駆けて地球温暖化防止に向けた独自の自動車排ガス規制法の施行をめざしている。また、温室効果ガス排出量を2020年までに25%削減する「カリフォルニア州地球温暖化対策法」を州レベルで制定し、連邦政府に束縛されずに環境問題に取り組む姿勢を鮮明にしている。こうした同州の積極的な取組みは、アメリカ全体に大きな影響を与えている。大阪府としてもこの姿勢を見習いたいと思うと同時に、知事や議会、政治のリーダーシップを強く感じた。
 また、近年の原油高はアメリカ経済、国民生活にも大きな影響を与えており、エネルギーの保全、再利用等、環境問題は政治の最重要課題だと認識を示された。ディーゼル車の流入問題、水素ガスステーションの設置等、大阪府議会における環境への取り組み等も説明し、必要に応じ情報や資料の提供も約束した。経済、環境問題等についても意見交換できた。

岩見議長からのお見舞い状を手渡した ジョン・ガラメンディ副知事とともに
岩見議長からのお見舞いを手渡した                 ジョン・ガラメンディ副知事とともに

4 カリフォルニア州議会                                                                                              

 副知事との懇談後に、州議会の上院の議場、下院の議場も見学させていただいた。アメリカの地方政治とは、中央政府から分権的に与えられたものではなく、地方から自然発生的に自治が出来たものなので、日本の都道府県、市町村とは根本的な違いがある。
 また、アメリカでは連邦制のため、州が違えば国が変わるぐらい、異なる政治システムで行政を運営している。地方議会(州議会)でも、日本の国会のようにほとんどが2院制(米国でネブラスカ州以外の49州)であり、カリフォルニア州議会は、上院40名、下院80名で構成されている。
 今後も、大阪府とカリフォルニア州との友好交流を一層深め、その優れた部分を見習い学ぶとともに、逆に大阪府としても、注目されるような施策を行っていけるよう、努力していきたいと強く思った。

州議事堂前にて 議場にて
州議事堂前にて                                  議場にて

このページの作成所属
議会事務局 総務課 

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