運用改善・設備更新など 事例-3 (フラッシュ精機株式会社)

更新日:平成29年5月9日

フラッシュ精機株式会社(外部サイト)における省エネ活動

取組事業者の概要

フラッシュ精機株式会社【会社名】 フラッシュ精機株式会社(外部サイト)(大阪府阪南市石田613)

フラッシュ精機株式会社は冷間鍛造、機械加工、溶接加工などの設備を持ち、作業工具(ソケットレンチ等)を製造しているメーカーです。

「運用改善」、「省エネ設備の導入」の取組み紹介

東日本大震災の影響による電力不足で、平成24年に節電・計画停電への協力要請があったことを契機に省エネ・節電について考え、取り組むようになりました。

〔省エネ・節電の取組み−1〕 節電の声掛け、節電のデマンドの抑制対策、水銀灯の交換

まずはじめに、節電の声掛け、エアコン設定温度の調整、フィルターの清掃、不要箇所の消灯から始めました。

平成25年に行われた電気料金の大幅値上げを受け、デマンド監視装置を設置し、デマンドの抑制対策を行いました。はじめは警報が頻発して右往左往していましたが、次第に対処方法が分かってきました。そして「どうしたらデマンド警報が鳴らなくなるか」を考えるようになりました。また、水銀灯(400W)15灯を蛍光灯(135W)に交換し、会議室と食堂の古いエアコンも高効率タイプへ更新しました。

デマンド監視装置の導入

 〔省エネ・節電の取組み−2〕 無料省エネ診断の受診

平成26年、これまでの対策の効果を確かめるつもりで「無料省エネ診断」を受診したところ、省エネのプロから更なる省エネ・節電についてのアドバイスを受ける結果となりました。省エネ診断により、使用電力量の約3割がコンプレッサーによることが明らかになりました。コンプレッサー、レシーバタンクの設置、エア漏れの是正、蛍光灯のLED化について具体的に助言を受けました。

省エネ診断
 

〔省エネ・節電の取組み−3〕 コンプレッサーの入替、改修

平成27年には、省エネ診断のアドバイスを基に取組みを実施しました。まず、インバータ式コンプレッサーへ入替を行い、レシーバタンクを設置し、複数台のコンプレッサーを一部集約しました。また、エア漏れを改修し、ノズルの交換を行ったところ、使用電力量及びデマンドを大きく下げることができました。

コンプレッサー

〔省エネ・節電の取組み−4〕  直管蛍光灯のLED化

省エネ診断の助言により直管蛍光灯75灯をLEDに入れ替えました。検査室のエアコンを入れ替えました。

LED

〔省エネ・節電の取組み−5〕 デマンド警報を社内で共有

・デマンド警報が現場でもわかるようにパトライトを設置し、警報時の対応の取り決めをしました。できるだけ警報が出ないように設備の稼動を計画し、警報時にはあらかじめ取り決めた順序で各自節電行動に移るようにしました。

デマンド警報ランプ

〔省エネ・節電の取組み−6〕 我慢の省エネから楽しみながらの省エネへのシフト

そのほか、新電力へ切り替えたり、ホームページで提供される時間ごと・日ごとの使用電力量、デマンドを記録るなど様々な対策を実施して、電気の使い方についてより深く考えるようになりました。記録して成果が見えることにより、我慢の省エネから楽しみながらの省エネへとシフトすることができました。

これらの対策を行った結果、設備2台を増設したのにもかかわらず、平成24年に比べて、使用電力量を約18%削減することができました

使用電力量のグラフ

デマンド値(最大需用電力)については、平成24年に比べて約32%削減することができました。

デマンドのグラフ

電気代についても、電気料金の2度の値上げにもかかわらず値上げ前の水準に戻すことができました。最初の値上げ後と比べると、約21%の削減となりました。

電気代のグラフ

これらの取組みが評価され、平成28年2月には「おおさかストップ温暖化賞 節電賞」を受賞しました。

ストップ温暖化賞受賞

フラッシュ精機株式会社様より

従業員の省エネに対する意識が向上し、引き続き頑張ってくれています。しかし省エネ診断の的確なアドバイスにより、必要以上に意識することなく、それが実現できていると思います。仕事上の成果を、これまでより少ないエネルギーで実現することができ、喜びを感じるようになりました。

電気代の増加に怯えていた当社ですが、「省エネ診断」を受診することにより、コスト削減が出来た上に、表彰まで受けることが出来ました。「省エネ診断」を受診して本当に良かったな、と思います。「自分たちのため」が「社会のため」になる、そんなステキな「省エネ診断」の活用を、多くの中小企業の皆さんに、お勧めします。

このページの作成所属
環境農林水産部 エネルギー政策課 スマートエネルギーグループ

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