省エネ診断事例-学校3

更新日:平成28年10月24日

省エネ診断事例-学校3

概要

事 業 者 名

学校法人 精華学園

写真:学校法人精華学園

事 業 内 容

精華高等学校の運営

診断受診建物

精華高等学校 本館・新館

診 断 時 期

平成27年4月

省エネ診断結果より想定される
エネルギー削減効果

・エネルギー削減量:3.8kL/年(原油換算値)
・デマンド低減:10kW
・コスト削減額(合計):約425千円/年

建 物 概 要

建物用途:高等学校構造:RC造
延床面積:約12,800平方メートル 建物階数:地上4階、地下1階

契約電力:本館228kW、新館85kW

竣工:本館 昭和58年・昭和60年、新館 平成3年
年間エネルギー使用量:144.9kL/年改修:−

省エネ提案項目一覧

運用
改善

提案1:自動販売機の入替

【提案内容】
 本館1階に設置されている自動販売機を省エネタイプのものに入れ替えると、年間の消費電力は、現在の1,640kWh から840kWh(いずれもメーカー値)程度となり、800kWh/年、コストにして13千 円/年程度の削減となります。

参考:省エネタイプの自動販売機への入替え

【削減ポテンシャル】

【削減コスト】

提案2:デマンド監視データの有効活用

【提案内容】
 本館にはデマンド監視装置が設置されています。現在は、設定値を超えたときに警報を出し、空調機等の負荷低減により、デマンド値が目標値を超えないよう監視するために使用されています。
 本デマンド監視装置は、1 時間ごとのデータを出力することが可能ですので、そのデータを活用し、時間帯ごとや曜日ごとの傾向を見て実情を正確に把握することにより、効果的な省エネ対策の検討が可能となります。一般的に夏季の空調負荷の高くなる10 時から14 時くらいの時間帯、冬季では空調の電源を入れる朝一番にデマンド値が高くなる傾向がありますので、夏季・冬季のデータを管理されることをお勧めします。

参考:デマンド監視装置
参考:デマンド監視装置

【削減ポテンシャル】
【削減コスト】

提案3:空調機のデマンド制御

 近年の空調機器には、デマンド制御機能が備わっています。メーカーに確認したところ、貴校の美術室、視聴覚室や理事室等に設置している空調機はこの機能を搭載していることが分かりました。この機能を利用するには、外部入力用のアダプターや信号入力機器等の購入及びセッティングが必要となりますが、この機能を用いれば、消費電力の上限を50%、75%及び100%に設定でき、空調機の運転を停止させることなく、過度な運転によるデマンド値の上昇を機械的に抑えることが可能です。

【削減ポテンシャル】
【削減コスト】
提案4:空調フィルタの定期清掃

【提案内容】
 フィルタが汚れている空調室内機がいくつか確認され、エネルギーロスが生じていると思われます。フィルタの定期的な清掃により、5〜10%程度の省エネが図れます。定期的な清掃の実施とともに、ほこりの多い場所は清掃頻度を多くされることをお勧めします。

写真:調理室及び美術室の室内機
写真:調理室室内機            写真:美術室室内機

【削減ポテンシャル】
【削減コスト】

投資
改善

提案5:蛍光灯の高効率照明(LED)への変更(職員室) ※小規模投資

【提案内容】
職員室の天井照明として使用されている40W2灯式蛍光灯32台を、高効率照明に変更することで電力使用量を削減することができます。

参考:一体型LEDライト
参考:一体型LEDライト

【削減ポテンシャル】
⇒40W2灯式蛍光灯32台をLED照明に変更した場合
・削減電力使用量:4,951kWh/年 (原油換算値:1.3kL/年)
・デマンド低減:1kW

【削減コスト】
計101千円/年
 (1)削減電力使用量によるもの:83千円/年
 (2)デマンド低減によるもの:18千円/年

【想定イニシャルコスト】
480千円
 (15千円/台×32台)

【投資回収年数】
4.7年

提案6人感センサーの設置(トイレ照明)

【提案内容】
 トイレの未使用時にも照明の点灯が見られました。人感センサーを設置することで照明の消し忘れを防ぎ、電力使用量を削減することができます。

参考:人感センサー
参考:人感センサー

【削減ポテンシャル】
⇒トイレ11箇所に人感センサーを設置した場合
削減電力使用量:1,647kWh/年 (原油換算値:0.4kL/年)
【削減コスト】
28千円/年
【想定イニシャルコスト】
110千円
 (10,000円/台×11台)
【投資回収年数】
4.0年
提案7:高効率空調機への更新(コンピュータ室)

【提案内容】
 コンピュータ室の空調機が設置後20年以上経過しており、空調効率が悪くなっています。最新の高効率空調機に更新することで、電力使用量を削減することができます。

写真:コンピュータ室の状況
写真:コンピュータ室の状況

【削減ポテンシャル】
・消費エネルギー削減量:8,134kWh/年
 (原油換算値:2.1kL/年)
・デマンド削減量:9kW
【削減コスト】
計296千円/年
 (1)消費エネルギー削減量によるもの:137千円/年
 (2)デマンド低減によるもの:159千円/年

【参 考】
 コンピュータ室では、パソコンや高めの照度で設計されている照明からの放熱により、通常の教室よりも空調負荷が大きくなります。コンピュータ室のパソコンからの熱負荷量は、4.1kW(91W×45台)と計算されました。これは通常教室と比べて、4.1kWの冷房能力の空調機が1台余計に必要ということです。省エネモードの活用等で、空調負荷を低減させることができます。

参考:コンピューター室のパソコン及び照明からの熱負荷量

 

このページの作成所属
環境農林水産部 エネルギー政策課 スマートエネルギーグループ

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