狂犬病に関するQ&A

更新日:平成29年9月15日

 犬のマーク狂犬病についてのQ&A

                            Q1 狂犬病は、どんな病気ですか?
            Q2 治療法はありますか?
            Q3 今日本では発生していますか?世界ではどうですか?
            Q4 犬から感染するのですか?
            Q5 日本は、狂犬病についてどのような予防対策をしていますか?
            Q6 狂犬病の予防注射はどこで受けられますか。


犬のマーク Q1 狂犬病は、どんな病気ですか


 狂犬病ウイルスによって伝播する動物由来感染症です。人、犬はもちろん、キツネ、アライグマなど、ほとんどの哺乳動物が感染します。発症した動物に咬まれると、唾液を通じて高い確率で感染します。
 咬傷等で体内に侵入したウイルスは、その侵入部位付近で増殖し、そこから神経組織に入った後、増殖を続けながら脳へと上り、異常な興奮状態や痙攣などの症状を引き起こします。脳に達したウイルスは、さらに神経を伝って唾液腺へと移り、唾液と共に排泄されるようになります。
 ウイルスが体内に侵入してから症状が出るまでの間を潜伏期間といいますが、犬で3から8週間、人で1から3ヶ月(平均1ヶ月)と言われています。潜伏期間の長さは、咬まれた部位から脳までの距離や侵入したウイルス量によって違いますが、いずれにせよ、発症すると動物でも人でも100%死亡するといわれています。


犬のマーク Q2 治療法はありますか?


 発症してからの治療法はありません。人が感染動物に咬まれた場合は、発症前の潜伏期間中に暴露後免疫治療を行います。この治療は、咬まれた直後から1ヶ月後(必要な場合90日後)の間に数回狂犬病のワクチンを接種することで免疫を上げ、ウイルスが脳に達して発症するのを抑えるというものです。
ただし、治療の開始が遅れたり、顔面など脳に近い部位を咬まれた場合には、この治療の効果が出る前に発症してしまうことがあります。   
 海外旅行などで、狂犬病の発生国に行く場合は、事前に予防接種を受けることをお勧めします。
 また、現地では動物との接触をなるべく避けるようにしましょう。

犬のマーク Q3 日本では発生していますか?世界では?


 日本での犬における狂犬病の発生は、1956年の発生以降ありませんが、1970年に旅行先のネパールで犬に咬まれた邦人男性が帰国後発症し亡くなった事例があります。また、2006年11月にはフィリピンからの帰国者2名が相次いで狂犬病を発症しています。一方、世界では今なお多くの国で狂犬病が発生し、年間5万人以上が死亡しています。 (WHO推定)
詳しくは
狂犬病について(厚生労働省)(外部サイト)

2013年7月25日現在、狂犬病が発生していないのは
日本、アイスランド、アイルランド、スウェーデン、ノルウェー王国(スヴァルバルト、ヤン・マイエン及び欧州外にあるノルウェーの属領を除く)、
英国(グレートブリテン及び北アイルランド)、オーストラリア、ニュージーランド、
フィジー諸島、ハワイ諸島、グアム
以上11の国と地域のみです。

 島国や高い山脈に隔てられた半島など地理的に動物が行き来しにくい地域に限られています。

 日本にいるとあまり実感できませんが、世界的には、狂犬病の発生は増加傾向にあります。
海外との人や動物の移動が盛んな今日では、日本に狂犬病がいつ侵入してきてもおかしくない状況にあります。
 1997年まで狂犬病の発生が無かったインドネシアのフローレス島では、漁師の船に乗って来た、たった3頭の犬の中から狂犬病が発生し、3年後には全島に流行しました。流行を阻止するために50万頭の犬(犬総数の63%)が処分され、3年間で計81人が死亡しました。また2000年に犬に咬まれて暴露後免疫治療を受けた患者数は7000人以上にものぼりました。
 狂犬病は、一度侵入し流行してしまうと、その撲滅に莫大な時間と費用がかかり、また多くの命が犠牲になってしまいます。
 疫学的には、集団の70%以上が予防接種を受けていれば、感染症の流行を防ぐことができると言われています。万が一の狂犬病侵入に備えて、発生の無い日本でも、狂犬病予防注射は重要なのです。


犬のマーク Q4 犬から感染するのですか? 

 地域によって狂犬病は、発生する動物種に特徴があります。アフリカ、中米、アジアの地域では、狂犬病のほとんどが犬で発生しており、犬が主な感染源となっています。日本国内で狂犬病予防の対象が犬となっているのは、こうした地域的特性から来ています。
 一方、
北米では、アライグマやスカンク、ヨーロッパでは、キツネ、南米ではコウモリで多く発生しており、これらの動物も感染源となっています。


犬のマーク Q5 日本は、狂犬病についてどのような予防対策をしていますか?


 日本では、以下の対策が取られています。
 1.狂犬病予防法により犬の飼養者に以下のことを義務付けています。
   ・飼犬登録をすること
   ・毎年1回狂犬病の予防注射を犬に受けさせること
   ・登録時に交付される鑑札、予防注射の後交付される注射済票を犬に付けておくこと
   
狂犬病予防法(抜粋) 
 2.野犬の捕獲
 
 3.海外から来る動物の検疫
   対象動物:犬、ねこ、キツネ、スカンク、アライグマ(コウモリは輸入禁止)
 
 4.人を咬んだ犬について狂犬病の検診を実施
 
なお、大阪府では大阪府動物の愛護及び管理に関する条例第4条第3項により、飼い犬が人を咬んでしまった時、飼い主は直ちにその旨を大阪府動物愛護管理センター又は各支所に届け出る必要があります。
(大阪市、堺市、高槻市、東大阪市、豊中市、枚方市にお住まいの方は各担当窓口にお問い合わせください。)
問い合せ窓口等については
こちらをご覧下さい。


 犬のマークQ6  狂犬病の予防注射はどこで受けられますか。

毎年4月から6月が狂犬病予防注射期間として定められており、大阪府では各市町村で集合注射が行われています。集合注射の場所、日程等は各市町村へお問い合わせ下さい。
 上記期間以外や、集合注射の日程が合わない場合などは、動物病院で予防注射を受けることが出来ます。狂犬病予防注射を実施しているかについては事前に各動物病院へお問い合わせ下さい。

狂犬病予防法(外部サイト)

 飼い犬登録・狂犬病予防注射に関するお問い合わせは、各市町村へお願いします。

このページの作成所属
環境農林水産部 動物愛護管理センター 企画推進課

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