建築物環境計画書を届出する際の「大気熱負荷計算書」添付(任意)のお願い

更新日:平成28年3月18日

 オフィスをはじめとした事業所の敷地内を緑化したり、屋根等の塗装や舗装を工夫すると、温度上昇を抑えることができ、快適性が向上するだけでなく、建物周辺への環境改善、ヒートアイランド現象の緩和にも寄与します。

 大阪府では、平成28年4月より「建築物環境計画書(以下「計画書」という。)(※1)」を届出する際に、「大気熱負荷計算書(※2)」を添付した提出者(建築主等)に対して、効果的なヒートアイランド対策についてアドバイスさせていただきます。大阪府内の建築物、開発計画などにおいて、ヒートアイランド対策を進めるため、計画書に「大気熱負荷計算書」の添付をお願いします。
 なお、建築物等へのヒートアイランド対策は事前協議や確認申請等のできる限り早期の段階で検討するほど実現性が高まります。「大気熱負荷計算書」を作成できるまで具体的な建築計画が決まっていない場合でも、お気軽にご相談ください。

※1 大阪府内(大阪市内及び堺市内を除く)で延べ面積2,000平方メートル以上の建築物の新築または増改築(増改築の場合は増改築部分の
   延べ面積が2,000平方メートル以上の場合)の際に必要な届出。
※2 建物とその敷地がどれくらいヒートアイランド現象の緩和に寄与しているのかを試算した計算書。

アドバイスを行う流れ

 効果的なヒートアイランド対策のアドバイスは、主に次の2点について行います。
1. 届出の建物用途、建物構造等に応じた効果的な対策を提案する。
2. 計画書の内容を踏まえ、ヒートアイランド対策を全く施さなかった場合(以下、「対策なし」)、表1の対策のうち1つの対策を追加して行った場合(以下、「対策あり」)の大気熱負荷量を大阪府が試算し、大気熱負荷計算の結果を踏まえ、効果的な対策を提案します。

表1 付加したヒートアイランド対策

対策箇所

対策名称

屋上太陽光パネル、屋上緑化、高反射塗装・高反射瓦、屋上散水
壁面壁色(高反射塗料)、外断熱、壁面緑化
敷地裸地、保水性舗装、高反射舗装、緑化(芝生)、緑化(中高木)、水面、ドライミスト


 
 計画書に「大気熱負荷計算書」を添付した提出者(建築主等)に対する大阪府からのアドバイスを行う流れは次の図のとおりです。

アドバイスの流れ
                      図 アドバイスを行う流れ

ヒートアイランド対策熱負荷計算モデル

大阪府では、平成23年に環境省と「ヒートアイランド対策熱負荷計算モデル」を開発しました。大気熱負荷計算書の作成に、ぜひご活用ください。
なお、モデルの使用にあっては、「ヒートアイランド対策熱負荷計算モデル使用説明書([Wordファイル/2.43MB][PDFファイル/1.24MB])」をご参照ください。

モデルの概要

このモデルは、建物の面積や高さ等から排出される大気熱負荷量を計算するとともに、緑化や高反射塗装、高効率空調機などのヒートアイランド対策を導入した場合の大気熱負荷量を計算します。表計算ソフトで作成しており、簡単に計算結果の確認ができます。

計算結果の例

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ダウンロード

モデルの詳細、ダウンロードはこちらをご覧ください。

参考

平成25年度に提出された建築物環境計画書より抽出した計画から建物用途、導入箇所により効果的なヒートアイランド対策を検討し、その結果を平成27年度第3回大阪府温暖化対策部会にて報告しました(表2)。ヒートアイランド対策の検討の参考にご活用ください。

表2 建物用途ごとに効果のあるヒートアイランド対策(夜間)
導入箇所建物用途効果大←―――――――――――――――――――――――――――――→効果小
屋上飲食店・学校・集合住宅・病院・工場・物販店・事務所・集会所太陽光パネル     屋上緑化      屋上散水       高反射塗装・高反射瓦
壁面飲食店・病院・物販店 外断熱                 壁色(高反射)              壁面緑化
学校・集合住宅・工場・事務所・集会所 外断熱                  壁面緑化                壁色(高反射)
敷地飲食店・学校・集合住宅・病院・工場・物販店・事務所・集会所保水性舗装  水面  緑化(中高木)  緑化(芝生)  裸地  高反射舗装  ドライミスト

このページの作成所属
環境農林水産部 エネルギー政策課 温暖化対策グループ

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