平成24年度文部科学大臣表彰選考委員会会議概要

更新日:平成24年10月10日

優れた「早寝早起き朝ごはん」運動の推進にかかる文部科学大臣表彰大阪府選考委員会を開催しました

 会議の概要

標記委員会を9月14日午後4時より大阪府庁別館6階共用会議室2にて開催。

 

【表彰の概要(優れた「早寝早起き朝ごはん」運動の推進にかかる文部科学大臣表彰要項による)】

「早寝早起き朝ごはん」運動などの子どもの生活習慣づくりに関する活動のうち、特色ある優れた実践を行い、地域全体への普及効果の高いと認められるものに対し、その功績をたたえ文部科学大臣が表彰する。対象は、「早寝早起き朝ごはん」運動等の活動。

文部科学省は都道府県等に対し推薦依頼を行い、都道府県等については、2件以内を推薦することができる。選考にあたっては、関係者からなる選考委員会を設け、その議を経るとともに、複数推薦する場合は、推薦順位を決定し、推薦書に明記した上で提出する。また、当該表彰の受賞は1回限り。ただし、他の表彰等の受賞歴は問わない。

 

【大阪府の方針・選考の基準】

府が推進する子どもの生活習慣づくり運動「3つの朝運動」の取組みから2件推薦する。

選考に際して参考とした基準

「朝ごはん」「朝のあいさつ」「朝読書」の3つの活動を実施しているものとし、その他は国の基準に準ずるものとする。

 

【選考委員会の構成メンバー】

・学識経験者(子どもの生活習慣づくり、教育コミュニティづくりに精通している方)

 萩原雅也 大阪樟蔭女子大学教授

 高井聰美 関西女子短期大学准教授

・行政関係者

 吉美小中学校課長、真野保健体育課長、吉原地域教育振興課長

・事務局

 地域教育振興課 地域連携グループ

 

【議事の概要】

この選考委員会を開催するにあたり、事務局から前述の基準により、選考対象として、小・中学校より8団体を提示した。

【委員】 絞り込みにあたり、各校種から選出するのか、同地域から選出することについてはどうか、また、活動に含まれる団体の多様さは配慮した方がよいのか、事務局の意見を求める。

【事務局】 必ずしも校種・地域にはこだわらず、取組み内容を中心にご審議いただきたい。活動に含まれる団体の多様さは、国の要項からも参考にできる部分であると考えられる。

【委員】 岸和田市立野村中学校(以下「野村中」)は、学校支援地域本部を核として地域の方を巻き込んでおり、地域が学校を支援する体制ができている。

【委員】 活動の成果にはアウトプットとアウトカムの2種類がある。実際にやったことと、やったことによる本当の意味での効果だ。野村中の地域ボランティアの人数の増加や、貝塚市立第二中学校(以下「貝塚二中」)の朝食摂取率の増加、朝の遅刻者の減少などは、やったことによる生徒や家庭の変化が顕著に表れており、重視すべきポイントである。

【委員】 野村中は、学校支援地域本部の取組み以外に、読書活動においても、継続的な朝読の取組みや「家読(ウチドク)」の取組みなどの工夫がある。「家読」の取組みでは、学校・家庭・地域が連携して、家庭での生活・学習習慣づくりに取り組んでいる。また、守口市立三郷小学校(以下「三郷小」)の食に関する保護者への面接相談や、保護者が朝の集団登校に付き添い、集合場所や校門前であいさつをする活動は、「人のつながり」を大事にした取組みといえる。貝塚二中の「朝ごはん」の取組みは、なかなか本格的である。松原市立松原第六中学校の朝読で新聞を読む活動は、新学習指導要領の内容から見ても、他の候補にない特徴である。

【委員】 野村中は、3つの朝の活動のバランスがよい。そして地域を巻き込んでいる点が評価できる。三郷小は、学校内の食育指導がよくできている。貝塚二中は、朝ごはんの摂取率の評価ができており、また小中連携したレシピ集や生活習慣シート等をきっかけに家庭を巻き込んだ生活習慣づくりの取組みを行っている。また、継続性という点でも評価できる。

【委員】 これまでの話をまとめると、野村中については、皆さん異論がないように思う。あと1団体を貝塚二中と三郷小に絞って意見を出したらどうか。

【委員】 貝塚二中は、効果検証を行い課題をしっかりとおさえている。朝食摂取率83%は全国平均に近い。教育力向上プランでは、地域・学校・家庭が連携して健康づくりや体力づくりを行い、朝食の摂取率、早寝早起きの定着などを全国平均を上回ることをめざしている。朝食摂取率が上がったのは地道な取り組みの成果である。

【委員】 これまで朝ごはんを作った経験がないと、子どもたちが親になった時に、同じことの連鎖が起こりうる。何か作ってみるというこのコンテストは、後々、子どもたちが親になったときに朝ごはんを大切にすることにつながるのではないか。この点はポイントにしていいと強く思う。野村中と貝塚二中を推薦していいのではないか。ただ、この二つを選ぶと地域性のバランスが気になるが。

【委員】 冒頭で取組み内容で審議すると確認した。これまでの話をまとめると、野村中、貝塚二中を推薦すればよいと考える。優先順位については野村中が上位でよいのではないか。ただ、他の6つの候補も優れた取組みである。特に、三郷小については委員会でかなり評価されたということを機会があれば伝えてほしい。

【委員長】 各委員会からの意見を集約すると、推薦団体及び優先順位について、(1)岸和田市立野村中学校、(2)貝塚市立第二中学校、と決定する。

 

◆選考委員会を通して、以下の2件が今年度の大阪府からの推薦候補となった。

1.岸和田市立野村中学校

 【推薦理由】

  学校支援地域本部を核として、地域が子どもの生活習慣づくりをはじめとして、日常的に学校の取組みを支援する体制ができている。「朝ごはん」の取組みについては、生徒の現状と課題を把握し、文化祭での取組みや企業の出前授業を積極的に活用する等、学習の場づくりの工夫により、「食」の学びに主体的に関わる姿勢が育ってきている。「朝のあいさつ」の取組みでは、生徒、教職員、保護者だけでなく、多彩な地域の方が参画し、地域と生徒の「顔のわかる関係づくり」に大きく役立っている。「朝の読書」については、長年に渡り継続した取組みで、学校支援地域本部が「読書のすすめ」を発行するなど、地域の方々が支援している。また「家読(ウチドク)」の取組みにより、学校・家庭・地域が連携して、家庭での生活・学習習慣づくりを進めている。

 

2.貝塚市立第二中学校

【推薦理由】

  平成18年度より中学校区で連携した「早寝早起き朝ごはん家庭教育」の取組みを長年継続して取り組んでおり、子どもの生活習慣づくりに校区全体で取り組む仕組みができている。子どもの生活習慣は、家庭の状況により大きく左右されることから、家庭教育支援の観点も取り入れた保護者に対する支援の手立てが数多く工夫されている。「3分間で簡単に作れる朝ごはんレシピコンテスト」は、生徒自身が朝食を作ることができるもので、このような経験が、将来親になった時に朝食を大切にすることにつながることを期待できる取組みとなっている。また、効果検証を行い、数値データにより具体的な成果が共有できている。

このページの作成所属
教育庁 市町村教育室地域教育振興課 地域連携グループ

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