優れた「地域による学校支援地域本部支援活動」推進に係る文部科学大臣表彰大阪府選考委員会

更新日:平成24年8月24日

平成24年度優れた「地域による学校支援活動」推進に係る文部科学大臣表彰大阪府選考委員会を開催しました

会議の概要

標記委員会を平成24年7月11日午後5時より大阪府庁新分館共用会議室3にて開催。 

【表彰の概要(優れた「地域による学校支援活動」推進に係る文部科学大臣表彰要項による)】

地域全体で学校や子どもたちの教育活動を支援する活動のうち、その内容が特に優れ、他の模範と認められるものに対し、その功績をたたえ文部科学大臣が表彰するもの。
対象は、コミュニティ・スクールでの教育方針に基づいた「地域による学校支援活動」、「学校支援地域本部」及び「放課後子ども教室」等における「地域による学校支援活動」。
文部科学省は都道府県等に対し推薦依頼を行い、都道府県等については、3件以内を推薦することができる。選考にあたっては、関係者からなる選考委員会を設け、その議を経るとともに、複数推薦する場合は、推薦順位を決定し、推薦書に明記した上で提出する。また、当該表彰の受賞は1回限り。ただし、他の表彰等の受賞歴は問わない。 

【大阪府の方針・選考の指標】

今年度の表彰については、学校支援地域本部・おおさか元気広場から、3件を推薦する。

選考に際して参考とした指標
「学校支援地域本部」 ○特色ある取組み  ○事業数ののべ回数 ○関わる地域の方ののべ人数
「おおさか元気広場」 ○特色ある取組み  ○活動日数 ○1日あたりのボランティア数 ○児童の一日あたりの参加人数 
両事業共通の他の指標 ○活動の質 ○府の研修会の実践報告実績

【選考委員会の構成メンバー】

・学識経験者(大阪府の教育コミュニティづくりの実践事例に精通している方)
新崎国広 大阪教育大学准教授(大阪府教育コミュニティづくり推進協議会座長)
高尾千秋 神戸大学助教(大阪府教育コミュニティづくりアドバイザリースタッフ)
福嶋 順 天理大学講師(大阪府社会教育委員会議副議長)

・行政関係者
箸尾谷市町村教育室長、吉原地域教育振興課長

・事務局
地域教育振興課 地域連携グループ 

【議事の概要】

この選考委員会を開催するにあたり、事務局から前述の指標により、選考対象として、学校支援地域本部5団体、おおさか元気広場6団体を提示した。

【委員】 河内長野市立美加の台中学校区地域教育協議会(以下、議事の概要では「美加の台中地域教育協議会」と表記する)は、小学校にも中学校にも拠点を置き、教職員の地域連携担当者も置き、コーディネーターがうまく活動して地域と学校のつながりをしっかり築き、他の地域の範となる活動を展開されている。 研修会等における実践報告も多い。

【委員】 教職員が地域との連携に無理解であると取組みが広がらないが、学校が地域連携担当職員を置き、地域を受け入れる体制ができているのは大きい。

【委員】 美加の台中地域教育協議会は、ホームページを通じた情報発信も充実しており、大阪府からの推薦の一つとして決めてよいと思われる。

【委員】 昨年度の実践交流会で発表された吹田市立第六中学校区地域教育協議会は印象に残っている。

【委員】 教育コミュニティづくりの取組みは、日常的に地域に根付いた取組みを評価する方がふさわしいのではないか。東大阪支援学校は、これだけのボランティアの方々の参加を得ながら学校支援に取り組まれているというのは評価できると考える。

【委員】 東大阪支援学校が大阪府の実践交流会で発表された時、広報紙の作成など充実した実践だと感じた。支援学校が地域に開かれることは、非常に重要なことであり、そのことを大阪府が発信していくのは意義のあることである。

【委員】 東大阪支援学校は、平成15年度くらいから地域との取組みを始めようとされており、それ以来、7、8年以上の長い取組みの実績がある。

【委員】 支援学校の児童生徒の保護者の話を聞いても、地域とのつながりが途切れてしまうことを危惧されている場合が多い。こういう取組みが地域に広がっていくということが重要。

【委員】 次に、おおさか元気広場について、和泉市立幸小学校げんきっ子プラザ(以下、議事の概要では「幸小」と表記する)はボランティアの参加も多い。

【委員】 幸小のNPOとの関わりについては、地域の社会資源を有効に生かしているという捉え方もできるのではないか。

【委員】 幸小学校を訪問した際の様子など、もう少し詳しい情報提供を求める。

【事務局】 NPO法人が地域と密着して取り組んでおり、府の放課後子どもプラン推進委員会でも、放課後児童クラブと元気広場が一体的に取り組んでいるという点で評価されている。ボランティアの数も多く、活動を経験した人が卒業した後戻ってくるというようにボランティア人材が循環しており、地域との親密性が感じられる。また、地域の方が主になってソフトボールにも取り組んでおり、取組みが幅広い。

【委員】 これからの学校は、これまで見えていなかった地域のNPOをどれだけ選択して関係を持っていくかということも重要。

【委員】 幸小は前年度も候補に挙がっており、高く評価されている。貝塚市立永寿小学校ふれあいルーム(以下、議事の概要では「永寿小」と表記する)では、地域の方々が一生懸命活動を支えておられ、コーディネーターもがんばって取り組まれている。

【委員】 茨木市立太田小学校区放課後子ども教室(以下、議事の概要では「太田小」と表記する)は、全体的にボランティア中心に運営されているところは評価できる。

【委員長】 おおさか元気広場は、太田小、幸小、永寿小の3つに絞って審議したい。

【委員】 若い世代をどう巻き込むのかが課題となっている中、多くの地域では近くの大学に頼ることが中心になっているが、幸小では、地域で育ってきた人がまたボランティアとして関わっていくサイクルを作っている。そこが評価の高いところだと考えられる。

【委員】 地域の思いがNPO法人に集約され、それが子どもたちに伝わって、思いの循環が起きていると言える。

【委員長】 今回は、幸小を大阪府からの推薦に入れればと考える。今年度については、

(1)美加の台中地域教育協議会:(推薦理由)コーディネーターが熱心に勉強されて力量豊かで、学校と協働のよい関係を築き、地域の力になっている点

(2)東大阪支援学校:(推薦理由)共に生きる社会の創造の観点からも、障がいがある子どもたちの社会性の向上の観点からも、支援学校が地域に積極的に働きかけることが、非常に重要であるという、大阪からのメッセージとして

(3)幸小:(推薦理由)NPOという社会資源の活用、活動していた子どもたちが戻ってきてボランティアや指導者として関わっているという教育再現性が特徴

この3候補を大阪府から推薦するということでよいか。

【委員】 優先順位については、この(1)(2)(3)の順でよいのではないか。

【委員長】 ここまでの議論から考えて、優先順位を提案の通りとするということで確認したい。

 ◆選考委員会を通して、以下の3件が今年度の大阪府からの推薦候補となった。

河内長野市立美加の台中学校区地域教育協議会「ゆめ☆まなびネット」
【推薦理由】
・学校支援コーディネーターが力量豊かで、他の範となる活動を展開している。コーディネーターが校内の拠点に出勤している日には職員室に明示され、教職員から相談・依頼をしやすい工夫がある。
・学校支援のしくみを整備すると共に、ボランティア会員が集う場づくりを定期的に重ねることにより、ボランティアのモチベーションの維持・向上を図るなど、活動を持続的・継続的なものとするためのきめ細かな工夫・努力がなされている。
・小・中学校教職員合同の「つながりアップ研修会」にコーディネーターも参加し、小・中学校相互にどのような学校支援活動をしているかを伝える機会を持っている。 
・地域の方々が学校のニーズを尊重し、学校側もまた小学校・中学校共に、地域連携担当の教職員をおき、地域へニーズを発信する等コーディネーターとの連携を円滑にしている。また、中学校の活動拠点の整備はもちろん、小学校にもコーディネーターの働きかけで活動拠点が整備され、さらに取組みが進んだ。

 府立東大阪支援学校
【推薦理由】
・広域から児童・生徒が通学し、中学校区のような校区の基盤がないという支援学校の条件の中であっても、学校支援の仕組みを築き、ますます拡充しようとしている。
・大阪が大切にしてきたノーマライゼーションの理念をふまえ、事業活用の開始以前から同校が地域に働きかけてきた取組みがあり、それに地域が応え、よりよい協働の関係が築かれてきたという経緯がある。
・学校支援活動が活発になるには、コーディネーターの果たす役割が大きく、学校のニーズを捉えて地域ボランティア人材へとつなげ、またボランティアの意向を集約して学校支援に結びつけている。具体的には、学校のニーズから人形劇を実現したり、地域ボランティアの意欲を結実して環境整備や読み聞かせ活動を実現した。
・動作法教室(心とからだのリラクゼーションなど、障がいの軽減化等)、スポーツ教室(サッカー、陸上運動他)等、子どものニーズに応じた居場所づくりにも取り組んでいる。

和泉市立幸小学校げんきっ子プラザ
【推薦理由】
・地域の子どもたちの様子をよく知り、一人ひとりを大切にした活動を進めることが可能なNPO法人という社会資源を、有効に活用できている。
・げんきっ子プラザと、どろんこ子ども会(放課後児童クラブ)を一体的に実施することにより、事業の枠組みに限定されず、参加する子どもの立場に立った交流が進んでおり、学年をこえた人間関係を築くことができている。
・げんきっ子プラザでの活動を体験した子どもたちが高校生や大学生になり、ボランティアとして活動に参加することで、指導者として活動の担い手となる、そのようなサイクルが生じてきている。
・学校からは、「活動を通じて異年齢の子どもたちのつながりができているので、いじめ等の事象が起こりにくい」と評価されている。

このページの作成所属
教育庁 市町村教育室地域教育振興課 地域連携グループ

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