平成25年度ボランティア研修会(豊能・三島ブロック)

更新日:2013年12月6日

平成25年度ボランティア研修会(豊能・三島ブロック)を実施しました。

◎ポイント

 看板   吹田1 豊中市1   ワークでのアイスブレイク

☆2市から実践報告がありました。
 吹田市から、臨場感たっぷりの劇や実演により、おおさか元気広場の取組みを、豊中市からは、地域のたくさんの団体をまとめ、学校支援を組織的に進めるうえでの
とっておきのポイントを紹介いただきました!

☆日々の活動の中での子ども理解をより深めることをめざした後半のワークショップでは、熱心かつ和やかに意見が交わされ、よい学び合いの場になりました!

 

1.日時・会場等

  平成25年11月2日(土曜日) 10時から12時30分  於 吹田市千里市民センター大ホール  61名参加

 

2.研修の様子

〇実践報告

   テーマ   「ある日のひがさい☆ストーリー」
   報告者  吹田市立東佐井寺小学校区太陽の広場フレンド
          佐藤 和子さん with劇団にこいち(岸 浩子さん 金子 真佐美さん)

  吹田市2  吹田市3

・「ある日のひがさい☆ストーリー」と題して、東佐井寺小学校「ひがさいっ子ステーション」と「太陽の広場」の取組みを劇仕立てで、それぞれの活動を再現しながら、わかりやすく紹介してくださいました。特に、普段子どもたちに披露しているペープサートや新聞を使った実演(”技”)は、参加者も引き込まれて、感嘆の声が上がりました。休憩中には、参加者が、”技”を教わりにいく姿が見られました。

 

  テーマ  「伝わっていますか?本当の気持ち」
  報告者 豊中市立第十八中学校区地域教育協議会「子育ちふれあい会」事務局
         織田 一生さん

豊中市立第十八中1  豊中市立第十八中2 

・第十八中学校区では、地域教育協議会を構成する団体は27と多く、それらをまとめ組織力として生かしながら、子どもの実態にあわせて「学校支援」「子ども支援」を続けてこられた取組みが紹介されました。「子どものため」と様々な大人(団体)が活動する中で、中学校区としてのまとまりや組織作りの大切さを示していただきました。「子どもの問題は、地域の問題。」という言葉が印象的でした。

〇助言

 コメンテーター 府教育コミュニティづくりアドバイザリースタッフ
            中村 有美 さん

中村コメンテーター1 中村コメンテーター2

・コメンテーターからは、それぞれの地域で行われている活動や参考になる実践を交流するよさや、組織力の重要性についてお話いただきました。また、「子どものための様々な活動」が、「大人の生活の豊かさ」や、「地域全体の生活のしやすさ」につながるという観点を示していただきました。

≪詳しい内容につきましては、後日掲載いたします。≫

〇ワークショップ
    テーマ  「気持ちを出し合える安心の場をつくるために」 ーワークをとおして子どもを見つめるー
                 
ファシリテーター    
                  能勢町立久佐々小学校教諭  塩出 代茂子さん  
                        摂津市立鳥飼西小学校教諭  沖野 友和さん 
          

ファシリテーターの説明     説明図
はじめにファシリテーターから、全体の流れと子どもに関わる上で大切にしていることに
ついての説明がありました。

ワーク(アイスブレイク)1   ワーク(アイスブレイク)2
楽しいアイスブレイキング  みんな自然と打ち解けた雰囲気になっていきました。


ワーク1    ワーク2
ワークシートで自分の思ったことや感じたことを示しながら、グループで違いを認め合う
ことや心地よい言葉を伝え合うワークショップを体験しました。

・年齢や家庭環境などにより、一人ひとりみんな違う子どもたちと日々の活動で関わるにあたり、その一人ひとりの言葉や行動を受け止め、心によりそいながら、安心できる活動を実施するためのヒントを、参加者が安心して気持ちを伝え合える経験を通して得ることができたワークでした。

3.参加者アンケートから

<実践報告について>

〇地域によって関わり方が様々あることを改めて感じた。地域が率先して関わることの大切さを感じました。

〇とてもわかりやすく楽しい報告でした。つい引き込まれてしまいました。みなさん楽しく活動されているのがよくわかりました。

〇子ども支援のためには、はばの広い視野での活動や多数の人々の力を結集したいものです。旧態とした地域社会の中で新しい実践を根づかせることの大変さを感じています。

〇(吹田市の)ひがさいストーリーはとても楽しめる内容でした。ぜひ、子どもたちに使ってみたいと思います。アドバイザーの中村さんの話もとてもよかったです。

〇それぞれの実践報告が個性的で大変充実したものでした。豊中市立第十八中学校区地域教育協議会の報告にあった、「子どもたちの問題は地域の問題」…言うのは簡単ですが、実践するのは大変なこと。すばらしい取組みをきかせていただきました。

〇大人の居場所づくりというふうにとらえて下さっているボランティアのみなさんの姿に身のひきしまる思いがしました。(教育委員会関係者)

<ワークショップについて>

〇子どもたちの気持ちにゆっくり寄りそってあげたいと思いました。

〇子どもとの関係づくりにとても役立つと思います。

〇自分の考えを聞いてもらえるというのはうれしいものだと再確認。子どもにもゆっくり(話を)聞いてあげ、子どもにとって安心できる場でありたい。

〇気持ちが安心できるという事、そういうことばを使っていきたいと思います。

〇担当している不登校の中学生に活用できたらよいと思います。

〇子どもの指導のつもりで(ワークに)入ったが、結局自分自身が表現できた。ほっとした気持ちになれました。

〇ワークショップの前提に集団づくりの一定の取組みがあって成立すると思います。指導者の向いている方向性(人権感覚)がとても大きいものになると思います。

4.主催者より

・研修会に参加くださいましたみなさん、ほんとうにありがとうございました。

このページの作成所属
教育庁 市町村教育室地域教育振興課 地域連携グループ

ここまで本文です。