平成25年度ボランティア研修会(大阪市・北河内・中河内)

更新日:2014年1月15日

平成25年度ボランティア研修会(大阪市・北河内・中河内ブロック)を実施しました

◎ポイント

 東大阪   門真市1 大阪市   

☆3市から実践報告がありました。
 東大阪市からは、各小学校区をつなぐために始めた「花園フェスタ」の様子、門真市からは、「子どもたちのために活動できる」新しい活動組織の構築について、大阪市からは、美津島中学校区のコーディネーターによる、学校と地域をつなぐ工夫について報告いただきました。

☆日々の活動の中での子ども理解をより深めることをめざした後半のワークショップでは、子どもたちのことを大切に思い認めることで、安心の場をつくり、安心の場で子どもたちがつながっていくということを体験しました。研修終了後、参加者から「すごく元気をもらった」という声が聞かれました。

 

1.日時・会場等

  平成25年11月19 日(火曜日) 18時45分から21時15分  於 ドーンセンター  97名参加

 

2.研修の様子

〇実践報告

   テーマ   「東大阪市立花園中学校区の取組みについて」
   報告者  花園フェスタ実行委員会委員長 坂口直子さん
           東大阪市教育委員会青少年スポーツ室 鳥居淳史さん

  東大阪市  東大阪2

・花園中学校区の取組みや、各小学校区をつなぐために始めた「花園フェスタ」の実践報告がありました。学校と地域教育協議会が連携をしていく中で、学校の課題や現状を共有しながら、PTAとフェスタ実行委員会が協力して、地域の力を分散させないように工夫されている様子について詳しくお話いただきました。

 

  テーマ  「門真市の各校区の取組みについて」
  報告者 門真市学校支援地域本部事業実行委員会委員長 木下英志さん
                 同                 
副委員長  川村早余子さん

門真市1  門真市2 

・門真市内の6つの中学校区の学校支援地域本部事業や「かどま土曜自学自習室サタスタ学習」の取組みについて報告がありました。門真市ではこれまでの組織を見直し、「子どもたちのために活動できる」新しいスタイルを再構築しました。学校との信頼関係をつくり、「子どもたちの未来のために」様々なことでつながっていきたいと話されていました。

  テーマ  「支援員制から市域コーディネーター制へ」
 報告者 大阪市 美津島中学校区地域コーディネーター 井ノ口敬司さん
                                      桶谷千津代さん

大阪市     大阪市2

・美津島中学校区地域教育協議会で取り組んでいる図書室での放課後学習会や絵本の読み聞かせ、職業体験、授業の学習支援等、学校と連携した活動の様子について報告がありました。コーディネーターは、学校関係者と地域の方の2名体制で、ボランティアと連携しながら活動を深めています。「できることを、できる範囲の中で」、学校とボランティア双方のニーズを合致させていくことがとても大切だという言葉が印象的でした。


〇助言

 コメンテーター 府教育コミュニティづくりアドバイザリースタッフ
            中村 有美 さん

中村コメンテーター1   ・コメンテーターからは、つぎのような助言がありました。
今回は組織についての報告が多くあった。東大阪市の花園中学校区では、各小学校ではいい実践がされているのに、中学校区では、なかなか協力する関係になりきれていなかったので、みんなが協力できる組織に変えていき、門真市では、これまでの既存の組織を見直し、新しい組織に変えていったところがよかった。また大阪市の美津島中学校区では、コーディネーターの在り方として、学校関係者がコーディネーターに関わっていくことで、学校も助かるし、地域の方にとってもいい関係づくりができていくのではないか」。

・「私たちが無理なく活動を続けられるためには、ボランティア不足の課題についても、あまり消極的にならず、一人でもそこからつながっていくことが大切ではないか。三市の取り組みのいずれも共通しているのは、活動を進める体制や仕組みの改革を行っている点だ。これまでの活動をただ引き継ぐのではなく、自分たちにとってやりやすい形に変えていく柔軟さは、他地域で参考にできる姿勢ではないか」。

〇ワークショップ

テーマ  「気持ちを出し合える安心の場をつくるために」 ーワークをとおして子どもを見つめるー
                  ファシリテーター    
                  吹田市立千里第二小学校教諭 池田 佳奈さん
                    
大東市立北条小学校教諭 今井 恵津子さん

ファシリテーターの説明     説明図
はじめにファシリテーターから、全体の流れと子どもに関わる上で大切にしていることに
ついての説明がありました。

ワーク(アイスブレイク)1   ワーク(アイスブレイク)2
楽しいアイスブレーキング セブンイレブンじゃんけん みんな自然と打ち解けた雰囲気になっていきました

ワーク1    ワーク2
ワークシートで自分の思ったことや感じたことを示しながら、グループで違いを認め合う
ことや心地よい言葉を伝え合うワークショップを体験しました。

・日々の活動で、年齢や様々な家庭環境の違いにより、バラエティーに富んだ子どもと関わるにあたり、その一人ひとりに寄り添いながら、参加する子どもにとっても、ボランティアの皆さんにとっても、気持ちのいい活動を実施するための場をつくるヒントとなるワークでした

3.参加者アンケートから

<実践報告について>

〇美津島中学校とは、同じ条件だったので、とても参考になりました。

〇今度、事業の目的について考えてみたい。

〇人材不足で苦慮されていることは、どの地域も同じなんだなぁと思いました。

〇精力的に動かれている皆さんの活動は、非常に元気づけられます。

<ワークショップについて>

〇「それぞれ多様な感じ方がある」という気づきをどうしたら良いかのワークが参考になりました。

〇さっそく家に帰って家族にも使ってみたいです。

〇安心の場の大切さに共感しました。

〇同じグループの人の話を聞けたのは、良かったです。

〇グループの方々と親しく会話でき、まず、大人がそんな雰囲気をかもしださねばと感じました。

〇初めて出会った方々とも、楽しく参加できる内容でした。

4.主催者より

・研修会に参加くださいましたみなさん、ほんとうにありがとうございました

このページの作成所属
教育庁 市町村教育室地域教育振興課 地域連携グループ

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