さまざまな主体が連携・協力した地域活動 事例37

更新日:2023年5月25日

阪南市 Hanahanabeeeen 「阪南音楽春花火大会」

活動のあらまし

   阪南市商工会青年部は、阪南市と言えば「コレ!」と言えるものが無いのではないか?阪南市をもっと知ってもらうにはどうしたらいいか!?等、「阪南市をもっと盛り上げたい」という思いから、平成27年(2015年)に高校生から30歳までのメンバーを中心にHanaHanaBeeeen実行委員会を立ち上げました。
  
地元で毎年開催される「はんなん産業フェア(阪南花火大会)」の愛称を、HanaHanaBeeeen(ハナハナビーン)と名付け、阪南市活性化イベントの運営に関わるだけでなく、市が主催するイベントや地域主催のイベント、清掃活動等にも参加しています。

活動のポイントとエピソード

ここがポイント1  「若者」が中心となって取り組んでいる地域活性活動! 

   HanaHanaBeeeen実行委員会は、20人程のメンバーで構成される、チラシやSNS、市のイベント(成人式等)で募集し、集まってきた仲間たちです。
  
阪南市で開催されている「地域交流館まつり」や商工会の「はんなん産業フェア」、自然田地域で行われている「じねんフェスタ」、「サラダフェスタ」や「山中渓桜祭り」等、市や地域で開催している様々なイベント内で、子どもたちのゲームコーナー等の運営補助等に積極的に協力しています。
  
また、公園を気持ちよく使っていただくために、月に1度「せんなん里海公園」のビーチクリーン活動も実施しています。1回の清掃活動でごみ袋6〜10袋のごみを集め、自然環境保護にも一役買っています。
  
こういったイベントへの参加や清掃活動の取組み等の活動を積み重ねることで、今までつながりのなかった団体やイベントとの合同開催を検討できる段階にきており、活動に広がりを見せています。

 tiikimaturi no yousu   seisoukatudou no yousu

 

ここがポイント2 若者たちの新しい発想と情熱! −阪南音楽春花火大会―

   HanaHanaBeeeen実行委員会立ち上げ当初は、「はんなん産業フェア」の花火を企画するところからスタートしました。しかし、ただ花火をするだけでは、他の花火大会と変わり映えしないのではないか?と検討を重ね、春の花火大会の企画に至りました。
  
「阪南音楽春花火大会」は、「大阪中を見渡しても春に花火大会を開いているのは阪南市だけ!」をスローガンに、阪南市をたくさんの人に知ってもらいたくさんの人に参加してもらえるよう、若者ならではの新しい発想を内容に盛り込み、「最高に斬新で大胆」なイベントとなっています。資金運営においても、協賛金(地域の商店)と募金の他、クラウドファンディング(※1)のような資金調達の手法を実施する等、新しいことに挑戦しイベントを作り上げています。
  
HanaHanaBeeeen実行委員会と様々な団体が協力して運営した「阪南音楽春花火大会」は、ものづくりワークショップ、飲食・小売サービス事業者等による物産展、スポーツゴミ拾い大会、キャンドルアート、各種ステージイベント、そしてイベントフィナーレの花火と盛りだくさんの内容となり、たくさんの人々に来場してもらい阪南市の活性化に貢献しています。
  
今後は、「阪南音楽春花火大会」の全ての運営の中心をHanaHanaBeeeen実行委員会が行い、地元の各種団体にもこれまで以上に参画してもらい、阪南市や近隣の市町村の誰もが知っているイベントにしていきたいと考えています。
  
「阪南音楽春花火大会」は今年、平成30年(2018年)で2回目を迎えます。これからも新しい発想と情熱を持ち、集客数1万人オーバーのイベントをめざして頑張っています。

haruhanabitaikai   bokin kanban

 

ここがポイント3  苦手なことにも積極的に取り組みそれぞれが成長!

   HanaHanaBeeeen実行委員会では、「苦手なことにも挑戦していこう!」という前向きな姿勢をコンセプトに、それぞれが会議等で自分が苦手な分野のことに対しても、積極的に意見やアイデアを出し合っています。実行委員会の活動を通して、「周りが教えてくれることでできることが増えた」や「新しいステージへのきっかけとなった」等々の感想をメンバーは持っています。実行委員会での様々な取り組みは、若者たちにとって良い経験となり、それぞれの成長につながっています。
  
HanaHanaBeeeen実行委員会の中心メンバーは、「地域で何かに取り組みたい」「地元に貢献したい」という若者たちの受け皿があれば、人は集まり新しいアイデアと活動が生まれ、若者の力が地元を変えるきっかけになると考えており、新しいことに挑戦することの大切さを実感しています。

                                  haruhanabitaikai syuugousyashin

(※1)クラウドファンディング:インターネット上で自分の夢や活動を発信することで、共感し応援してくれる仲間を募り、お金を集めることができる仕組み。    

このページの作成所属
教育庁 市町村教育室地域教育振興課 社会教育グループ

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