事例29 喫茶 男の井戸端かいぎ室:“男談”

更新日:平成29年4月6日

事例29 喫茶 男の井戸端かいぎ室:“男談” −河内長野市サークル“男談”−

活動のあらまし


 河内長野市南花台のサークル“男談”は、定年退職後の男性達の地域での「居場所づくり」「地域でのつながりを」との想いから、平成16年に活動が始まりました。“男談”の中心となっている活動は、すべての準備・運営が男性のみで行われる「喫茶:男の井戸端かいぎ室“男談”」です。淹れたてのおいしいコーヒーを飲みながら、ワイワイガヤガヤと、気軽に、賑やかに、地域の出来事、趣味の話などが、その名前の通り『井戸端かいぎ』のように行われています。この「喫茶:“男談”」を通じ、男性同士がつながり、いろんなクラブやサークル、地域の活動へと広がっています。平成29年1月現在での“男談”の登録者は285名に達し、肩書や年齢、その他一切の制約を抜きにした活発でユニークな集まりです。

活動のポイントとエピソード

ここがポイント1 男性の活発で自由な集まり


 “男談”は河内長野市南花台地区を中心とした集まりで、定年退職したものの「地域の動きに疎く、地域に溶け込むのを躊躇している男性達」が気軽に立ち寄り団欒できる場を設け、そこから楽しい活動や参加の輪を広げて行こうとの呼びかけでスタートしました。
“男談”の最大の特徴は、男性であること以外は、「規約なし、役員なし、会費なし、出席自由・欠席自由、その他一切の制約なし」となっていることです。世間の常識を外れたこの会は、自由な気風が生み出される中、「お互いを認め、尊重し合い、自らの責任で行動する」自覚が守られ、これまでトラブルも無く続いています。助成金などにも頼らず、自主・自立・対等の考えを貫き、周りからの制約を排し、自由に交流できることが多くの仲間を集める要因となっています。
 また興味深いことに、“男談”のもっとも強力な理解者・支援者は奥様達で、噂・評判を聞いて、家にいる夫の参加を促しているとのことです。こうした女性達の後押しもあり、“男談”は男性の地域デビューの「場」、自らの活動の「場」となっています。

ここがポイント2 人と人とがつながる場 喫茶:男の井戸端かいぎ室“男談”


 「喫茶:“男談”」では、役割分担が決められているわけでもなく、早く来た者が、手のすいている者が、会場設営や道具類の準備・後片付け等、それぞれ自主的に手伝います。参加費(コーヒー代)100円を料金箱に入れ、淹れたてのコーヒーをセルフで注ぎ、自由に席や仲間を選び、雑談・井戸端かいぎが広がります。発足から13年、これまで延べ270回を超える喫茶が開かれ、毎回50から60人程度の方が参加、活気あふれるトークで賑やかな交流の場となっています。
 会の後半には「報告タイム」として、“男談”の先月の動き、今月の予定が、そして、“男談”に寄せられた各種団体からの情報、地域の動きが紹介されます。続いて「仲間からの提案コーナー」があり、参加した仲間達より次々に、クラブやイベント・行事の紹介と募集が、新企画の提案などがなされます。賛同者が集まれば企画が動き出します。このようにして、いくつかの提案はクラブ活動として定着し、木工や陶芸、囲碁・将棋、篆刻、麻雀が、またハイキングやゴルフ、各種運動などが行われています。
クラブ活動以外にも「おとなの寺小屋がくしゅう」という講座が企画され、歴史、福祉、協働、町づくり、健康、音楽等々、幅広く取り上げ、学び合いの場も設けられています。
 枠にはまった活動ではなく、各人が今まで培ってきた知識・経験なども生かしながら、「何でもやってみよう!」と前向きに取組んでいます。

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ここがポイント3 様々な輪の広がり・地域への活動へ


 “男談”は今、更なる展開として、≪“男談”から「だんだん」へ!≫と、新しい試みを進めています。仲間も出来、地域への溶け込みも抵抗なく出来るようになってきたいま、男だけの枠組みから脱皮し、女性も含めた地域コミュニティづくりや参加を目指し、「だんだん」(出雲地方の方言で、ありがとうの意味)への展開を模索しています。喫茶サロン「だんだん」として、月1回、女性を交えたサロンを1年前から開催、毎回30から40名の参加(半数以上が女性)でにぎわっています。当面は、男の隠れ家としての“男談”と、女性も参加する「だんだん」の2本立てで運営されます。
 また、“男談”と同じ志を持った地域の動きもあり、「男の集まり」が、現在3か所で結成され、それぞれ特色を持った活動が行われています。

このページの作成所属
教育庁 市町村教育室地域教育振興課 社会教育グループ

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