さまざまな主体が連携・協力した地域活動 事例22 高槻市・NPO法人ノート

更新日:平成27年3月31日

課題をかかえる人を地域でサポートする −多世代間交流の中で生まれる「つながり」− 

活動のあらまし

 NPO法人ノートは平成15年に設立。高槻市内において、家庭・学校・教育機関等と連携し、不登校児童・生徒の学校復帰に向けた訪問活動等を展開するとともに、子どもの自然・農業体験プログラム「摂津峡・芥川わくわく探検隊(以下、わくわく探検隊)」や地域の伝統文化の継承活動「ノハラボ高槻」をとおして「多世代間交流のまちづくりの推進」にも取り組んでいる高槻市青少年教育団体です。

活動のエピソード


 ここがポイント 1

 地域の課題に向かい合う・気づく −不登校生のサポートをとおして−
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 高槻市教育委員会より委嘱を受け、同市内小・中学校にて、高槻市「心の教室」相談員として不登校児童・生徒や悩みを抱えた生徒への支援に取り組んだことがきっかけ。外出や家族以外との接触が少ない児童・生徒宅へ訪問し、かかわりを持ち続けることによって子どもとの信頼関係を深め、人に対する緊張や不安を緩和させ、徐々に学校への登校や教育機関(フリースクール等)への通室が出来るように一緒に取り組んでいます。サポートにあたっては、不登校になった家庭だけでなく、広く子どもたちを取り巻く市民一人ひとりが参加していくこと、子どもから大人まで多世代が関わることで問題を共有し、解決に向けて一緒に行動していくことが必要と考え、「ゆるやかな連携」に努めるとともに「不登校を考える交流学習会」等を実施しています。

 ここがポイント 2

 子どもと地域をつなぐ「わくわく探検隊」 −「食べるだけ」から「育てることから」へ−

○わくわく探検隊のコンセプトwakuwaku
 ・子どもの自主性を第一に(指示型ではない。子どもたちから自発的に動く仕掛けを)
 ・スタッフも一緒に楽しむ工夫、雰囲気作り
○「収穫祭(地元野菜等の販売)」の実施
 米作りを通じて子どもたちの農業に対する理解を促すとともに、生産の現場から流通、販売までのプロセスを体験することで、食の安心・安全への意識を高めることを目的としています。また、地元農家との交流を深めるきっかけとして、収穫した農作物を販売する「収穫祭 (街ナカ☆子ども昼市)」を開催。「農林漁業体験(教育ファーム)」の地域への広がりを推進しています。
○そば粉アレンジ料理教室「こなモンアカデミー」の実施
  そばを育成する農業体験に加え、収穫、調理、加工といった食育に関連するプログラムを実施することで、地産地消の重要性を学習するとともに、里山の自然や歴史への理解や、地域に対する愛着心の向上を図っています。

 ここがポイント 3

 大人だってつながりたい 大人のわくわく探検隊「ノハラボ高槻プロジェクト」

○寒天教育プログラム&模擬店の出店
 子どもたちが暮らしている高槻のことを知るために、地域に残されている宝物(歴史や伝統産業など)を題材にして、調査、学習し、そのことを多くの人へ伝えるまでの一連のプロセスを教育プログラムとして開発。子どもたちが「生きた体験」を通して、地域のことを理解していくことが目的。また、食育・総合学習指導のプロの講師による子どもたちへの講義をスタッフが学び、子どもたちとの関わり方や指導法などを理解する場として情報を共有しています。
○高槻里山コンパの開催
   高槻のことをあまり知らない若者を対象に、北部地域に残されている自然や文化財を活かした体験型観光プログラムとして企画。「非日常的な生活スタイルの提案」をコンセプトとして、畑へ行って野菜を収穫し農家から野菜のおいしい食べ方を学ぶなど、昔から続いていることに触れることで生活の知恵が習得できることをねらいとしています。江戸時代から残る旧造り酒屋(二料山荘)で参加者が収穫した野菜を使って料理し、地元の農家から代々受け継がれているおはぎの作り方を学び、交流を深めました。
○親子かんてん教室&ジャガイモの植付け体験
  園児や児童(小学校低学年)とその親を対象とした親子プログラム。親子で同じことを体験してもらうことをコンセプトとして、里山を歩いたり土に触れたりといった五感を活かした活動を行います。親と子の交流だけではなく、それぞれが他の参加者と交流することを通じ、これまで見えなかった子どもの成長を親が新しく発見できる機会につながっています。

【問合せ先】 

NPO法人ノート 072-672-5173

このページの作成所属
教育庁 市町村教育室地域教育振興課 社会教育グループ

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