さまざまな主体が連携・協力した地域活動 事例13

更新日:2023年5月25日

堺市 南八下校区自治連合会 「効果的な情報発信によるまちづくり」

活動のあらまし

 南八下校区自治連合会は、「みんなが安全で安心して暮らせる、人にやさしい町づくり」を合言葉に南八下小学校区内の12の町会相互の親睦や地域福祉の増進などを目的に活動をしています。
 その活動拠点は、堺市地域会館整備費補助金制度を活用するなどして平成17年に建設された南八下校区地域会館です。自治連合会の活動の拠点となるとともに、地域住民の活動や行事をする際の拠点になっています。現在では、16の文化・健康サークルが自主的に教室を開くなど年間13,000人以上の地域住民が利用しています。
 また、地域会館の開設を機に、南八下の町づくりを考えるワーキング・グループが組織されました。メンバーは自治連合会の役員にとらわれない委員で構成され、イベントや取組みを進める際の中心となる活動集団で、盆踊りや収穫祭、鯉の池流しなどの行事や冊子「南八下校区の町づくり計画」や「南八下の歳時記」の発行、生涯学習セミナーの開催など様々な活動を企画・運営しています。

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活動のエピソード 

  


 ここがポイント 1

 地域に密着した参加型行事の開催
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   会館が建設された時、自治連合会は、「月に1回会合をやっているだけ。」と思っている住民が多かった。
 そこで、まずは会館に関心を持ってもらい、多くの人に来てもらおうと、ワーキング・グループを中心にイベントを開催した。初めて開催した「水辺のたそがれコンサート」は、演奏を聴くだけだったため参加者が少なかった。その反省から、地域の特性を生かした参加型のイベントを開催するようになった。
 たくさんの農地があることから、地域で採れた農作物を販売する収穫祭や各村で実施されていた盆踊りを復活させた。たくさんの人が会館に集まり、模擬店の出店等で参加することで世代間や地域間の交流になるとともに、地域への愛着心を育むことにもつながっている。

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南八下校区地域会館    イベント開催時の様子    盆踊りの様子

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 ここがポイント 2

 気軽に活動できるワーキング・グループ
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   自治連合会の役員と違い、定期的な会議へ出席する等の拘束や負担感がなく、余った時間を、自分のできる範囲で参加する気軽さが長く続いている秘訣である。
 農作業や、大工仕事、パソコンなどの得意分野を生かして、それぞれの場面でリーダー的役割を果たしている。行事等ではお揃いのジャンパーやポロシャツを着て活動することで、メンバーの責任感ややる気、連帯感を向上させている。
 また、ワーキング・グループで活動した人が自治連合会の役員の就任したり、行事の参加者のワーキング・グループへの加入にもつながっている。

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 ここがポイント 3

 地域と人をつなぐ効果的な情報発信
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   広報企画委員会が編集する「コミュニティ新聞」は、年4回、校区全戸に配布され、自治連合会の活動だけでなく、校区の歴史や地域の特性を生かした行事を知らせることで住民と地域をつなぐ役割も担っている。
 毎年度発刊される「南八下校区の町づくり計画」は、自治連合会関係のほぼ全ての活動を網羅しており、いつ、どこで、誰が、どんな活動をしているかがひとめで分かり、住民が地域のボランティア活動のようすを知り、活動に参加するきっかけにもなっている。
 堺市の自治連合会で初めて開設されたホームページ(HP)は、タイムリーな情報をスピーディーに発信するとともに、さまざまな地域情報や行事を掲載することで、住民が地域について知ったり、活動に参加するきっかけになっている。

  (参考) 南八下校区自治連合会HP(外部サイト)     南八下コミュニティ新聞    南八下校区の町づくり計画

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問合せ先

南八下校区自治連合会事務局 072-287-2826

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このページの作成所属
教育庁 市町村教育室地域教育振興課 社会教育グループ

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