さまざまな主体が連携・協力した地域活動 事例4

更新日:2023年5月25日

熊取町 「家庭教育支援」

活動の概要

 熊取町の親学習講座は、現在「熊取ゆうゆう大学」と言われている町民講座の一つとして実施しています。
 1年を前期と後期に分け、各3回ずつ、計6回講座を開いていますが、平成23年度の後期講座は3回のうち1回を土日に開催し、父親が参加しやすいように計画しました。講座は保育付きで実施しており、講座中は保育スタッフが子どもの世話をし、親は子どもと離れてお茶やお菓子を食べながら気軽に子育ての悩みを話し、聞いてもらうことができます。
 一方で、親学習リーダーから、親学習講座を実施するだけでなく、従前から小学校で行われている学校の教育機能を活かした訪問型の家庭教育支援を就学前にも広げてほしいという要望もあり、従前からの訪問型の家庭教育支援事業に代わってあらたな事業に取り組むことになりました。
 福祉部局が主導し、学校教育の担当者、母子保健の担当者も入って協働する体制をつくったうえで、研修を受けた子育てサポーター等が、なごやかな雰囲気の中で保護者の声を聞くことを目的に、平成23年10月より保護者の求めに応じて家庭訪問を開始しました。

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活動のエピソード

1 参加しやすい条件を整える

講座へ参加しやすくなるよう、保育付きの講座を実施するとともに、参加者からお茶代をもらってお茶とお菓子を食べながら話をする「おしゃべりカフェ」方式を取り入れている。
また、講座のタイトルを親しみやすいものにして、気軽に参加できるよう広報を工夫するとともに、父親が講座に参加しやすいよう土日の講座開催を計画した。


 ここがポイント 1

 リラックスできる時間の提供
  参加した保護者が来てよかったと思える講座にすること、また他の子育て中の保護者と仲良くなり、また
  来たいと思う環境をつくることでリピーターが増えている。
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2 行政間の協働

訪問型の家庭教育支援は福祉部局が主導し、学校教育主管課や母子保健主管課の担当者と協働する体制をつくっている。
部局をこえた連携により支援の必要な家庭についての情報共有がスムーズにできるようになり、福祉、教育、母子保健のそれぞれの立場から支援しやすくなっている。


 ここがポイント 2

 多面的な支援
  複数の課が関わることで、乳幼児期から思春期にいたるまでの子育て支援をトータルにサポートできる。
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3 地域で住民を支える

行政の立場で住民に接すると、住民によってはかまえてしまい心を開けないことがある。そのため、専門の研修を受けた子育てサポーター等が保護者の話を聞くという、訪問型子育て支援事業の取組みをすすめ、学習や交流の場に参加できない・参加しにくい保護者のお宅を訪問し、日常のお話をうかがっている。


 ここがポイント 3

 保護者の求めに応じた支援
  保健師、助産師が生後4ヶ月までに各家庭を訪問しており、その際に訪問型の家庭教育支援事業を紹介し、
  連絡のあった保護者に対して、話を聞くようにしている。
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問合せ先

熊取町生涯学習推進課  072-453-0391

     子ども家庭課    072-452-6293

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このページの作成所属
教育庁 市町村教育室地域教育振興課 社会教育グループ

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