大阪府行政医師職員採用ガイド

更新日:2023年9月1日

 新着情報

New!大阪府行政医師業務説明会を開催します。(詳細はこちら

New!大阪府保健所長会と大阪府保健所医師会が策定した「大阪府行政医師・歯科医師人材育成ガイドライン」を第2版へ改訂しました。(大阪府行政医師・歯科医師人材育成ガイドライン [PDFファイル/1.16MB]

○行政医師を通年で募集しています。(選考案内はこちら

○行政医師採用案内パンフレットを作成しました。(行政医師採用案内パンフレット [PDFファイル/2.65MB]

○全国保健所長会作成の公衆衛生医師募集パンフレットもご覧ください。

 ・公衆衛生医師パンフレット(全国保健所長会)2020年 / ・公衆衛生医師パンフレット(全国保健所長会)2017年(外部サイト)
 ・公衆衛生医師パンフレット(全国保健所長会)2016年(外部サイト)


 ― 健康医療部長からメッセージ ―

― 医師として、行政で働いてみませんか ―

 

行政で働く医師つまり「行政医師」、どんな仕事をしているか、ご存じでしょうか?

                                                                                    

臨床医はそれぞれの診療分野で診断し治療します。医学研究者はそれぞれの専門分野で研究しています。行政医師は、行政組織の一員として、さまざまな職種の人と連携し、住民の健康を守り、医療や衛生監視体制を支える行政というフィールドで医学・公衆衛生学の知識をもって働いています。

 

具体的には、「健康づくり」、「母子保健」、「食育栄養対策」、「生活習慣病対策」、「救急医療体制・がん診療体制・周産期医療体制・感染症治療体制など様々な医療体制の構築」、「医療関係職種の資質向上」、「医療と福祉の連携体制構築」、「難病患者の支援」、さらには、「食品衛生」、「医薬品の品質管理」、「上下水道の衛生管理」など、非常に幅広い分野で活躍します。また、行政医師は、事業施策の企画立案から、議会対応、国や他自治体との連携・調整など、あらゆる行政プロセスを担当します。

 

人口880万人、43の市町村で構成されている大阪府は、国際的にみると、中規模国に匹敵する規模を擁しています。大阪府健康医療部は、府民の健康上のセーフティネットを維持し、健康危機管理を担い、医療供給体制を守っています。

 

大阪府の行政医師は概ね健康医療部に所属し、府庁、保健所、こころの健康総合センター等の職場で、それぞれの職務にあたりながらキャリアアップしていきます。

 

大阪府では、

●地域における効率的で切れ目のない医療サービスの提供体制づくり

●健康づくりの展開による「健康寿命の延伸・健康格差の縮小」

●生涯を通じた「こころの健康問題」への対策

●保健ガバナンスの強化

●安全で安心な日常生活を支える公衆衛生の向上

を重点施策として取り組んでいます。

(参考)「大阪府/部局運営方針(リンク)」

 

こうした施策の基盤となるのは医学・公衆衛生学的観点からとらえた行政課題に対し、エビデンスある解決策を実社会において展開するための企画力、調整力です。

 

臨床医とは一味違う、医療機関や学術機関では経験できない、実学を具現化できる職場です。府民の健康といのちを守るという大きな責任感とやりがいのある行政というフィールドで仕事をしてみませんか。

 

 

 【大阪府健康医療部長】

 

1 行政医師の主な勤務場所、職務内容

 本庁各課(保健医療企画課、医療対策課、地域保健課、健康づくり課等)において、地域の健康や医療課題を明らかにし、府民の安全安心を守る政策のグランドデザインを描き、実行します。

  府民の信頼に応える救急医療システムをつくります
   地域の医療機関の協力に基づいた救急医療体制の確保やドクターヘリの運航など、いざというときに府民のいのちを守る施策を企画・立案。

  がん・生活習慣病から府民を守る政策を推進します
   がん検診や緩和ケアの質を高めるための環境整備、がん診療を担う医療体制の強化、市町村や民間企業との協力体制を構築。

  広域における感染症対策を行います
   新型コロナウイルス感染症、新型インフルエンザ、結核、エイズなどの感染症について、予防から発生時の対応等を定めた計画の策定、医療体制の整備、府民への情報発信。

 

 府民に直接接し、支援方法について地元の医療機関と話しあうなど、地域住民の健康づくりの拠点としての役割を発揮します。

 大阪府では、独自に保健所を持つ政令市や中核市の大阪市、堺市、高槻市、東大阪市、豊中市、枚方市、八尾市、寝屋川市、吹田市を除く34市町村を対象に9の保健所(管内人口は概ね30万人から40万人)を運営しています。(大阪府保健所一覧のリンク先はこちらから

 保健所では次の業務を行っています。(業務内容のリンク先はこちらから

  感染症から府民を守ります
   健康相談、疫学調査、保健指導等を通じて、感染症の発生を予防、感染拡大を防止。

  府民の健康づくりを支援します
   がん・生活習慣病の予防やこころのケアなど、府民のこころと身体の健康づくりのための相談や啓発。

  難病患者など、支援を要する方を支えます
   身体障がい児・小児慢性特定疾患児や難病患者、精神障がい者とその家族に対し、日常生活や療養上の相談、保健指導。

  地域の医療機関の安全安心を確保します
   医療機関に対する立入検査や指導。

  疫学調査を行い、地域の健康課題を把握・対応します
   感染症、がん、生活習慣病対策における疫学調査、医療機関との共同研究。

  快適で安心できる生活環境を確保します
   食品衛生や環境衛生など、暮らしの衛生に関する許認可等の手続きや衛生監視指導。 

 行政医師の業務内容については、全国保健所長会作成の公衆衛生医師募集パンフレットもご覧ください。(公衆衛生医師募集パンフレット(2020年)(外部サイト)

2 人材育成

 大阪府では、これまでも若手の行政医師・歯科医師に対して、各々が配属された保健所や本庁などの各所属において、職場での実践を通じて業務知識を身につける育成手法(OJT)と各種研修を組み合わせながら、人材育成を進めてきました。

 しかし、近年、健康医療行政をめぐる環境が大きく変化し、業務が多様化している中で、行政医師・歯科医師はこれまで以上に高い専門性が求められるようになってきています。

 そこで、行政医師・歯科医師職員独自の取り組みとして、令和3年度から社会医学系分野の基本領域である社会医学系専門医の制度が目指す「多様な集団、環境、社会システムにアプローチする」専門性に加え、行政医師・歯科医師が持つべき「研究推進と成果の還元能力、倫理的行動能力等」の専門性をさらに追加した、新たな人材育成プログラムを立ち上げています。

 大阪府は、今後入庁される行政医師・歯科医師職員の皆様が、その専門性や能力を効果的・効率的に獲得し、公衆衛生活動の実践力と質を向上させ、府民の健康や医療体制の改善に貢献できるキャリアを形成してもらえるよう、皆様をサポートしていきます!

大阪府行政医師・歯科医師人材育成プログラム

 ・社会医学系専門医の研修プログラムで獲得を目指す能力(コンピテンシー)に加え、大阪府で独自に定めた行政医師・歯科医師が持つべき専門性(コンピテンシー)を新たに追加。

 ・社会医学系専門医の研修プログラムで獲得を目指す能力(コンピテンシー)に階層と優先順位をつけ、早期に獲得すべき能力を優先できるように人材育成を進める。

 ・行政医師・歯科医師の間で、他の保健所等他所属の先輩から指導を受けたり、若手から先輩に対して相談ができる体制を確保。

 上記の内容を含め、社会医学系専門医研修プログラムに基づく研修や各種研修と組み合わせながら、行政医師・歯科医師が持つべき専門性の効率的・効果的な獲得を目指していきます。

 ○大阪府行政医師・歯科医師人材育成ガイドライン(大阪府行政医師・歯科医師人材育成ガイドライン [PDFファイル/1.16MB]

 〇行政医師・歯科医師人材育成の職業モデル事例集2022 Ver.1.1(行政医師・歯科医師人材育成の職業モデル事例集2022 Ver.1.1 [PDFファイル/2.85MB]

社会医学系専門医研修プログラム(大阪大学プログラム

 大阪府では、大阪大学の社会医学系専門医研修プログラムに研修連携施設として登録されており、専門医取得を希望する方は、大阪大学プログラムを通じて専攻医になることができます。

 ○大阪大学社会医学系専門医研修プログラム(大阪大学社会医学系専門医研修プログラム [PDFファイル/311KB]

研修、講習会など

 大阪府では、実務遂行を通じた次のような研修やスキルアップ支援を実施しています。

医師研修の内容

研 修 名

研 修 の 内 容

業務研修

日常業務を遂行する上での技術研鑽を図ることを目的に、2か月に1回程度の頻度で実施しています。
(対象:全ての行政医師)

現任研修

新しい学理と技術の習得を図ることを目的に、大阪府立病院機構の5病院(大阪急性期・総合医療センター、
大阪はびきの医療センター、大阪精神医療センター、大阪国際がんセンター、大阪母子医療センター)や
大阪大学大学院などで年間を通じ、臨床による研修や研究を行います。
行政に従事しながら臨床や研究の機会を確保することができます。
(対象:本庁課長・保健所長を除く行政医師)

派遣等外部研修

専門的知識の習得を目的に、国立保健医療科学院等で行われる研修を受講し、専門性を高めます。
研修で得られた専門性は、有事の際などに医師に求められる危機管理業務等に発揮することができます。
(対象:全ての行政医師)

大学院研修

 大阪大学大学院(医学系研究科)で公衆衛生分野の修士課程を履修できます。
(対象:本庁課長・保健所長等を除く行政医師)

 

3 人事制度

勤務先

本庁、保健所、こころの健康総合センター(精神保健福祉センター)など

職階

新規採用時は、技師として採用。中途採用の場合は、経歴に応じて任用します。

【待遇、勤務条件など】

年収・キャリアパス

 

年収・キャリアパスのイメージ

(上記の職階、平均年収は目安です。実際と異なる場合があります。) 

 上記の金額には、給料以外に、地域手当、初任給調整手当、期末・勤勉手当が含まれています。

 上記の金額以外に、扶養手当、通勤手当、住居手当、時間外勤務手当等の諸手当が条件に応じて支給されます。

 各職階への昇任や採用時の職階は、職員により異なります。

 初任給調整手当は、大学卒業後35年目までの間について支給されます。 (月額250,900円から年数に応じて漸減)

勤務時間休日

 原則として、午前9時から午後5時30分または午前9時30分から午後6時まで(午後0時15分から午後1時まで休憩時間)

 土曜日、日曜日、祝日、年末年始(12月29日から1月3日まで)は休み。

 ただし、これらの条件は、勤務先により異なる場合があります。

休暇

年次休暇(有給休暇)

年間20日。(4月1日採用の場合、15日)
取得は1時間単位
残った日数は20日を限度として翌年に繰り越し。(最高40日)

特別休暇(主なもの)

夏期休暇:5日、産前産後休暇:16週、育児時間(1歳半まで。1日2回)、
子の看護休暇:5日、短期介護休暇:5日、介護休暇:最長180日(無給)

育児休業

子が満3歳になるまで。

 

 ★ 緊急時以外の夜勤や当直業務はありません。
       
→ ワーク・ライフ・バランスの実現が可能!

 ★ 全ての保健所が最寄り駅から15分以内にあります。
      
 → 通勤に便利な立地環境!

 ★ 保健所に勤務する医師の約3割が女性です。
       
→ 女性が働きやすい職場環境!

 ★ 充実した研修体制があります。
       → 出産、子育ての休職ブランクを補完可能。入庁後のスキルアップが目指せます!

 

4 行政医師として活躍中の先輩職員からのメッセージ


【医療監 森脇 俊】

  

 これまで臨床現場で活躍されてきた先生方、臨床研修医として医師としてのスキルを勉強されている先生方には「公衆衛生を専門とする医師・歯科医師」はなかなかイメージしにくいかもしれません。

 

 

 手前味噌で恰好を付けて言うと中国の諺にある「小医は病を治す 中医は人を治す 大医は国を治す」の中で「大医を目指す医師」と言えるでしょうか。実際、臨床医として日々患者さんに向き合っていた医師が「自分が一生かけても治せる人はごくわずか。それよりも制度を整え、医療の仕組みを変えることでもっと大勢の人が救えるのではないか」と考え、公衆衛生の道に進まれたという話もあります。

 

 

 まさに公衆衛生における醍醐味は病院や医師会、自治体などの関係組織と相談し、連携を図りながら新たな仕組みづくりを行うことにあります。

 

 

 今、わが国をはじめ全世界で蔓延する新型コロナウイルス感染症に対応するために、保健所や府庁などに勤務する大勢の公衆衛生医師・歯科医師が、検査体制の確保や療養場所の調整、健康観察、病床の確保などに奮闘しています。陽性となった方がしっかりと療養することができ、感染を広げないようにするための仕組みを作ること、得られた知見を活かして次の波が来た時の医療の知識を持つ医師・歯科医師が行政組織の中で能力を発揮することが必要です。

 

 

 他にも、健康づくりや母子保健、精神保健、難病対策など、取り組むべき健康課題は多数あり、どの分野にも専門的知識を持つ医師・歯科医師の力が求められています。

 

 

 大阪府では「大阪府行政医師・歯科医師育成ガイドライン」を策定し、新たに公衆衛生分野に加わってくださる人材の育成に力を入れています。府には様々な経験を持つ多くの先輩医師・歯科医師が勤務しています。新たに入られた先生には、全員がそれぞれの立場から皆さんのスキルアップの支援を行います。最初はいろいろと戸惑いもあるかもしれませんが、皆さんのキャリア形成のために私たちも力を尽くします。

 

 

 百聞は一見に如かず。是非一度、大阪府にお越しいただき、実際に府庁や保健所などの現場をみていただきたいと思います。あなたが大阪府の一員となり、一緒に働ける日が来ることを心から待ち望んでいます。

  

○大阪府行政医師が仕事の体験談や業務の詳細、大阪府職員として働く魅力をお伝えします! 

 ご興味のあるタイトルの下のリンクをクリックしてください。

保健所などでの現場経験を、国政に活かす

 

厚生労働省健康局結核感染症課  課長補佐 (当時)

島田 秀和

行政医師(その1) [PDFファイル/97KB]

 感染症専門医としての経験を活かし、保健所長として医療をみる

 

守口保健所  所長 (当時) 

田邉 雅章

行政医師(その2) [PDFファイル/83KB]

臨床での現場経験を活かし、府民のこころのケアに取り組む

 

地域保健課  参事 (当時)

浅田 留美子

行政医師(その3) [PDFファイル/93KB]

 

 

保健所勤務医師の1日

 

 

保健所勤務をイメージしていただけるよう作成しました。
保健所勤務医師の仮想一日をご覧ください。
 

最寄り駅

  出勤
 藤井寺保健所は近鉄南大阪線藤井寺駅(準急停車駅)から徒歩8分。
 線路沿いの交通至便な立地です。
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保健所正面

  保健所到着

 保健所は9時00分から17時45分まで開庁しています。

 出勤したら、本日の予定確認や各種業務調整などを慌しく行います。
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画像です。臨床研修医の教育

  臨床研修医の教育

 今月は研修医の先生が1ヶ月間、保健所に地域医療・保健の研修のために

来ています。
 本日の予定を確認し、研修医に公衆衛生の考え方を指導しています。

画像です。グループ内打ち合わせ

  グループ内打ち合わせ
 域における新型インフルエンザ対策について、職員同士で議論を
 重ねています。
 行政医師としての立場から専門的な意見を述べています。

画像です。衛生行政連絡会議

  衛生行政連絡会議
 管内3市の健康部局と意見交換を行います。
 保健事業に対する助言を行いつつ、市町村が直面する数多くの困難を
.聞ける重要な会議です。

画像です。昼休み

  昼休み
 近所の商店街に昼ご飯を食べに来ています。
 西国33箇所めぐりの5番葛井寺(ふじいでら)があり、食後にときどき
.散策しています。

画像です。医療機関の立入検査

  医療機関の立入検査
 管内医療機関に対する定期立入検査です。
 地域における役割を確認し、独自の取り組みなどを視察します。
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画像です。医療機関の立入検査2

  医療機関の立入検査2
 医療安全体制・院内感染対策の観点から、現場視察を欠かせません。
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 画像です。結核の接触者健診

  結核の接触者健診

 患者と身近に接触があった住民に対して、発症していないか診察し、

.生活上の注意点を指導しています。
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画像です。終業時間

  終業時間
 会議や出張などであっという間に一日が過ぎていきます。
 本日はノー残業デーで定時退庁を目指します。
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 ― 別の日の様子 ―

画像です。研修講師

  研修講師
 感染症予防知識の普及啓発について、所外で講演しています。
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画像です。府庁本庁への応援

  府庁本庁への応援
 本庁業務に人手が足りないとき、応援に向かうこともあります。
 写真の様子は新型インフルエンザ発生時のものです。
 保健所からアイデアを持ち寄り、府全体の施策に生かします。

画像です。関係施設を視察

  関係施設を視察
 大阪大学へ行き、大阪府のドクターヘリを視察しています。
 災害時の出動に備え、日常運用について質問しています。
 
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 5 採用・選考

【募集の概要】

受験資格

選考実施年度の3月31日現在64歳以下の人で医師免許を有する人。

ただし、平成16年4月1日以後に医師免許を申請し、医師免許を取得した人にあっては、医師法第16条の2に規定する臨床研修を修了した人又は採用予定日までに修了する見込みの人。

選考方法

  • 論文考査 : 健康医療行政に携わる行政医師としての見識について出題します。(1時間)   選考問題 [PDFファイル/91KB]
  • 個別面接 : 理解力、表現力などについて面接します。

 ※選考日時、選考場所、合格発表については、申込み後、別途連絡いたします。

「選考案内」はこちらからどうぞ。 

 

6 Q&A

保健所・行政医師

Q 大阪府の保健所は何か所ありますか。

A 府内に9か所あります。なお、これ以外に政令市・中核市が設置する保健所(大阪市・堺市・東大阪市・高槻市・豊中市・枚方市・八尾市・寝屋川市・吹田市の各保健所)があります。

Q 行政医師・歯科医師は、どこに、何名いますか。

A 本庁と保健所を合わせて39名です。(このうち女性は13名)
  また、保健所に勤める医師のうち、約3割が女性です。

Q 年齢構成はどうなっていますか。

A 40代と50代が約6割、20代と30代が約2割、60代が約1割です。

 

勤務条件など

Q 中途採用は新規採用と比べて不利になりませんか。

A これまでの医師の経験年数に応じて処遇します。採用後は能力、適正に応じて適切な職階に任用します。

Q まだ小さい子どもの育児や、親の介護をしながらでも大丈夫ですか。

A 年間20日付与される有給休暇(年次休暇)や子の看護休暇、短期介護休暇などを活用して、育児や介護をしながら勤務している医師もいます。
  臨床から保健所に配属されたある医師は、有給休暇が以前勤めていた病院と比べてしっかり取得できるので、本当に助かっていると言っています。

  また、年次休暇(有給休暇)は1時間単位で取得できるので、勤務時間中、保育所に預けている子どもさんが急な発熱を出したときには、必要な時間分だけ年次休暇を取って早退することができます。

 

研修

Q 大阪府は研修が充実していると聞きました。具体的にはどんな研修がありますか。

A 府立病院機構の5つの病院(※)などから、希望するところを研修先として選べます。頻度は週1回程度です。(現任研修)ただ、特に個別の研修プログラムはありませんので、自分で病院と相談しながら組んでいただきます。この研修は必修ではありません。

(※5つの病院)
大阪急性期・総合医療センター、大阪はびきのセンター、大阪精神医療センター、大阪国際がんセンター、大阪母子医療センター

(その他の研修先例)
京都大学大学院、大阪大学大学院等 

Q 専門が公衆衛生ではありません。学生の時に学んだきりなので不安です。大丈夫ですか。

A これまでも専門分野や経歴もさまざまで、臨床や大阪府以外から転職した医師が本庁・保健所などで活躍しています。採用後は、行政医師の専門性を高める研修を実施し、しっかりサポートします。
(専門科例)小児科、精神科、放射線科、循環器科など

Q 大阪大学大学院での研修は必ず参加しないといけませんか。

A この研修は必修ではありません。希望者を府庁内で選考のうえ、大学院の入試に合格する必要があります。 

 

人事異動など

Q 人事異動はどの程度ですか。勤務先は自宅からの通勤時間を考慮してもらえますか。

A 3年程度に1回、人事異動(転勤)があります。

 主な勤務先となる保健所はどこも駅から徒歩圏内にあり、便利です。また、勤務先は通勤時間を考慮して決定します。

Q 車での通勤は可能ですか。

A 車通勤は認めていません。大阪府内は公共交通機関が発達しているので、電車などでの通勤が可能です。ただし、体に障がいのある場合は、認めることがあります。

 

茨木保健所    四条畷保健所    藤井寺保健所    和泉保健所

7 その他

 大阪府においては、大学からの依頼に基づき行政医師を目指す医学生を対象に保健所実習を受け入れています。
 お問合せは下記までどうぞ。

 大阪府 健康医療部 健康医療総務課 保健所・事業推進グループ
   電話 06−6944−6721
   メールでのお問合せはこちら

8 お問合せ先

 〇採用や採用後の研修に関することは・・・
 大阪府 健康医療部 健康医療総務課 人事グループ
 電話 06−6944−7257
 メールでのお問合せはこちら

 〇大阪府の保健所に関することは・・・
  大阪府 健康医療部 健康医療総務課 保健所・事業推進グループ
   電話 06−6944−6721
   メールでのお問合せはこちら

 〇選考案内はこちらからどうぞ

このページの作成所属
健康医療部 健康医療総務課 保健所・事業推進グループ

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