コミュニティソーシャルワーカー(CSW)

更新日:平成28年7月14日

コミュニティソーシャルワーカー(CSW)とは / CSWの役割 / CSWの活動実績 / あるCSWの1日 / CSWの活動事例
大阪府の地域福祉のセーフティネット・福祉協働(イメージ) / 市町村におけるCSW配置事業の実施状況(大阪府地域福祉・子育て支援交付金の活用状況)
府内コミュニティソーシャルワーカーの連絡先 / 市町村におけるCSWの配置事業に関する新ガイドライン


 大阪府では、制度の狭間や複数の福祉課題を抱えるなど、既存の福祉サービスだけでは対応困難な事案の解決に取り組むコミュニティソーシャルワーカー(CSW)を中学校区等の単位で設置する「いきいきネット相談支援センター」に配置し、地域における見守り・発見・つなぎ機能の強化を図る「コミュニティソーシャルワーク機能配置促進事業」を平成16年度から市町村とともに進めてきました。

 CSWは、要援護者に対する個別支援や住民活動のコーディネートを行うほか、既存の福祉サービスだけでは対応しきれない課題に対しても、新たな解決システムの開発により、解決に取り組んできました。
 「コミュニティソーシャルワーク機能配置促進事業」については、府事業としては平成20年度で廃止し、市町村が創意工夫を凝らし地域の実情に応じて事業を展開することができるよう、市町村への「地域福祉・子育て支援交付金」として再構築しました。

 平成21年度からは、市町村がこの交付金も活用して引き続きCSWの配置事業を実施しており、平成28年度には府内37市町村(政令市・中核市を除く)において155名のCSWが市町村社会福祉協議会や高齢者施設などに配置されています。

 大阪府では、CSWは地域福祉のセーフティネットを構築する上で重要な役割を果たしていると考えており、市町村においてCSWの配置事業が円滑に実施できるよう、交付金による財政的支援のほか、資質の向上のための取組みなど必要な支援を行っています。 

コミュニティソーシャルワーカー(CSW)とは

 コミュニティソーシャルワークとは、イギリスにおいて提案されたコミュニティに焦点をあてた社会福祉活動・業務の進め方で、地域において、支援を必要とする人々の生活圏や人間関係等環境面を重視した援助を行うとともに、地域を基盤とする支援活動を発見して支援を必要とする人に結びつけたり、新たなサービスを開発したり、公的制度との関係を調整したりすることをめざすものです。コミュニティソーシャルワーカーとは、このコミュニティソーシャルワークを行う者のことです。

CSWの役割

1.要援護者に対する見守り・発見・つなぎのセーフティネット体制づくり
(1)要援護者等に対する見守り・発見、相談から適切なサービスへの「つなぎ」が機能する体制づくり
(2)事例に応じた関係者で構成する「ケース検討会」の開催
(3)地域住民に対する福祉サービスの利用方法等の情報提供
(4)地域住民と福祉の専門家との協働の促進

2.制度の狭間にある要援護者からの相談への対応、必要なサービスへのつなぎ、各種福祉サービスの利用申請支援等の実施等

3.地域住民活動との協働と支援
  住民活動の育成・支援、要援護者の組織化支援

4.新たなサービスや仕組みの研究・開発・普及

5.地域福祉計画等の策定・見直し、推進等への協力及び市町村におけるセーフティネットの構築・強化のための取組みへの参画
      福祉関係者はもとより、地域住民や日頃から地域住民と接する機会の多い事業者の参加による福祉のまちづくりのコーディネート等

CSWの活動実績(平成27年度)

CSWの活動実績

内容

のべ件数

福祉制度に関する相談件数

104,713 

各種サービスの利用申請支援数

 3,341

既存の公的サービス等へつないだ数

 6,836

ケース会議数

 2,942

地域福祉計画に関する情報提供数

 406

開発した新たなサービス

 375

住民懇談会実施数

 447

住民活動コーディネート数

 1,903

要援護者等の組織化を支援した数

 274

地域住民を対象とした研修会数

 4,459

あるCSWの1日

 あるCSWの1日(市町村社会福祉協議会配置、40歳代女性、社会福祉士)

    ○月○日

 8時45分

認知症徘徊者の捜索対応 

10時00分

なんでも相談

 

 

10時30分

ケース会議(高次脳機能障がい)

 

11時30分

家庭訪問

 

 

 

13時30分

住民活動のためのアンケート作成 

15時00分

電話相談

 

 

 

15時30分

認知症徘徊者の捜索対応 

16時00分

ケース会議 

19時30分

認知症徘徊者の捜索対応 

20時30分

業務終了

 

 

 

 

○月○日

 

 

 

 

 8時45分

CSW会議記録作成

 

 

10時00分

団塊世代の会(地域活動)出席

 

13時00分

ケース対応 相談・調整

 

 

14時30分

地域福祉調査に関する有識者との打ち合わせ

15時30分

一人暮らし高齢者に関する調査協力を関係機関に依頼

19時30分

残務処理後、業務終了

CSWの活動事例  

住居をゴミ屋敷にして、地域から孤立した一人暮らしで判断力が乏しくなってきた70歳代の女性への支援を行った事例

 CSW介入の必要性

 ・ゴミ収集癖を持つ者に対する既存のサービスがない。
 ・介護保険を申請したが、本人の訪問拒否のため、認定不可能。
 ・保健センター、民生委員等に対しても訪問拒否。
 ・個人で大量のゴミの廃棄を行うには費用面の負担が大きい。
 ・市の廃棄物担当課による処理は有料

 CSWの活動による効果

 ・ ボランティアや古紙回収業者と協力して元の状態に戻すとともに、廃棄物担当課・環境事業組合・保健所・ボランティアとの連携により、大量のゴミを処理する体制と、地域の見守り体制を構築。

 ⇒ CSWがいなければ、本人の健康が害されるとともに、近隣とのトラブルが深刻化するおそれ

 

若年性認知症が進み、徘徊行動が出てきた50歳代の親の介護と2歳の子どもの育児に悩み、地域から孤立した女性への支援を行った事例

 CSW介入の必要性

 ・複合する課題にワンストップで対応できる既存の相談体制がない。
 ・介護保険制度の利用は可能であるが、本人が利用拒否
 ・子ども家庭センターでは子どもに関することのみ
 ・地域包括支援センターでは介護に関することのみ

 CSWの活動による効果

 ・親、本人、子ども揃っての校区ミニデイサービスへの参加を促すとともに、介護者家族の会を紹介。
 ・市に働きかけた結果、徘徊者に対応するメールサービスが誕生。

 ⇒CSWがいなければ、親、本人、子どもの三者共倒れのおそれ

大阪府の地域福祉のセーフティネット・福祉協働(イメージ)
[第3期大阪府地域福祉支援計画(平成27年度〜平成31年度)]

 大阪府の地域福祉のセーフティネット・福祉協働(イメージ)

市町村におけるCSW配置事業の実施状況(大阪府地域福祉・子育て支援交付金の活用状況)

 「大阪府地域福祉・子育て支援交付金」ホームページへ

府内コミュニティソーシャルワーカーの連絡先

 コミュニティソーシャルワーカー連絡先一覧 [PDFファイル/344KB] コミュニティソーシャルワーカー連絡先一覧 [Excelファイル/129KB]

市町村におけるCSWの配置事業に関する新ガイドライン(平成23年3月)

 市町村等においてCSWの配置事業の実施に必要な体制整備を促進するとともに、より効果的・効率的に本事業を実施することができるよう、CSWのあるべき姿や標準的なモデルを示した「市町村におけるCSWの配置事業に関する新ガイドライン」を作成しました。

市町村におけるCSWの配置事業に関する新ガイドライン [PDFファイル/2.21MB] 市町村におけるCSWの配置事業に関する新ガイドライン(本文) [Wordファイル/150KB]

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このページの作成所属
福祉部 地域福祉推進室地域福祉課 企画調整グループ

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