高井田横穴群(たかいだよこあなぐん)

更新日:2017年3月30日

所在地:柏原市高井田

種類:古墳

時代:古墳時代

調査期間:平成24年10月9日から平成24年11月14日

主な遺構:19号横穴の墓道(ぼどう)

主な遺物:須恵器

 

 高井田横穴群(たかいだよこあなぐん)は、二上山(にじょうさん)が噴火して、降り積もった火山灰(かざんばい)でできた凝灰岩(ぎょうかいがん)が露出し、崖や斜面になっている所を掘って、つくられた古墳です。6世紀中頃から7世紀前半の100年弱の間に、160基以上の横穴がつくられました。

 (図)調査地の位置図です

今回は、修徳学院寮舎の改築などにともない、高井田横穴群(たかいだよこあなぐん)第1支群(だいいちしぐん)の18・19号横穴を調査し、崩落防止のために内部に土のうを詰めました。

 (写真)は、右が18号横穴、左が19号横穴です

(写真1)右が18号横穴、左が19号横穴です。19号横穴の前面は、いつの頃かに削られて崖になっており、その崖面で墓道がみつかりました。墓道(ぼどう)とは、墓室(ぼしつ)の入口にいたる素掘りの通路です。この墓道(ぼどう)から7世紀はじめ頃の須恵器の高杯(たかつき)が見つかりました。

 (写真)右から15号横穴、16号横穴、17号横穴です

(写真2)18、19号横穴のとなりにある、15、16、17号横穴と21、22号横穴もそうじと写真の撮影をして、崩落防止のために横穴の入口部分に土のうを詰めました。写真は、右から15、16、17号横穴です。

 

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教育庁 文化財保護課 調査事業グループ

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