先に紹介した蔀屋北遺跡(2)に継続した調査です。前回同様、古墳時代中期から後期(約1600から1500年前)の竪穴住居、掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)、井戸、土坑(どこう)などが見つかりました。特に土坑(どこう)からは土器などの大量の遺物が出土しました。これらの遺構は、これまでに明らかになっている古墳時代集落と一連をなすものです(写真上)。
また、古墳時代の集落が見つかった面より約1メートル下からは弥生時代中期(約2000年前)の集落跡が見つかりました。竪穴住居や掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)・土坑(どこう)・溝などが検出され、弥生土器をはじめ、磨製石斧(ませいせきふ)、石包丁、石鏃などの石器が出土しました(写真下)。
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教育庁 文化財保護課 調査事業グループ
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