芹生谷遺跡(せるたにいせき)

更新日:2017年3月29日

所在地 : 河南町芹生谷(せりゅうたに)・千早赤阪村川野辺

種類 : 集落跡

時代 : 古墳時代から中世

調査期間 : 平成20年12月から平成21年2月

主な遺構 : 古代から中世の掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)、耕作溝、焼土坑(しょうどこう)、建物ピットなど

主な遺物 : 黒色土器、瓦器(がき)、土師器、石製品、ふいご羽口など

 平成20年12月から平成21年2月にかけて、河南町芹生谷(せりゅうたに)・千早赤阪村川野辺において、一般国道309号(河南赤阪(かなんあかさか)バイパス)道路整備事業にともなう芹生谷遺跡(せるたにいせき)の発掘調査を行いました。調査では、平安時代から鎌倉時代頃、9世紀から14世紀に相当する掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)の柱穴や畑の鋤溝跡などが見つかりました(平成21年度の発掘調査情報をご覧ください)。

 そのほか、火を使った跡と考えられる炭化物が含まれる土坑(どこう)も見つかり、鍛冶などに使われたと思われるふいご羽口(はぐち)などが出土しました。黒色土器椀や土師器皿、瓦器椀(がきわん)、サヌカイトの剥片(はくへん)なども見つかっています。さらに、最下層の地山層から、縄文時代頃のものと思われる石製の槍が出土しました(写真)。

【写真】石製の槍

このページの作成所属
教育庁 文化財保護課 保存管理グループ

ここまで本文です。


ホーム > 都市魅力・観光・文化 > 文化・芸術 > 埋蔵文化財情報 > 芹生谷遺跡(せるたにいせき)