所在地 : 南河内郡太子町(たいしちょう太子(たいし)
種類 : 集落跡
時代 : 縄文時代晩期
調査期間 : 平成22年6月から平成22年7月
主な遺構 : 縄文時代晩期の土器棺墓(どきかんぼ)、土坑(どこう)、ピット、溝
主な遺物 : 土器、石器
調査区は府道の東に沿って南北方向に全長71メートル、幅6から2メートルです。
調査区の北半で土器棺墓(どきかんぼ)1基と、ピット群を確認しました。土器棺(どきかん)は高さ45センチメートル程度の深鉢(ふかばち)(滋賀里4式)です。穴を掘って、その中に口縁部をやや斜め上にして置いて、埋められていました。また前回調査では、住居の可能性のあるピット群を確認したのですが、今回のピット群からは、住居もしくは建物の復元はできませんでした。
調査区の南端で溝1条とピット11基、サヌカイト剥片(はくへん)の集中部1ヶ所を確認しました。サヌカイトは剥片(はくへん)ばかりで、石器を作った跡と考えられます。サヌカイト剥片(はくへん)の集中部は、出土した土器の破片から、土器棺墓(どきかんぼ)と同じ時期に形成されたと考えられます。
土器棺墓の出土したようす(南から)
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教育庁 文化財保護課 保存管理グループ
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