久宝寺遺跡(きゅうほうじいせき)(1)

更新日:2017年3月29日

所在地 : 八尾市龍華(りゅうげ)町2丁目地内

種類 :    墳墓群・集落跡・水田跡

時代 :      古墳時代から奈良時代

調査期間 : 平成22年4月から平成22年9月

主な遺構 : 古墳時代前期の墳墓群・水田跡、奈良時代の建物・溝・井戸跡

主な遺物 : 古墳時代前期の古式土師器(こしきはじき)、奈良時代の須恵器・土師器

   平成20年度の調査(発掘調査情報平成20年度掲載)に引き続き、平成22年度は平成12年度から着手した竜華(りゅうげ)水みらいセンター建設に伴う最後の発掘調査を実施しました。

    20年度の調査で奈良時代の建物跡等を検出したところ(調査面積約120平方メートル)の西側数メートルの場所(調査面積約400平方メートル)で奈良時代の井戸が検出されました。井戸は深さ2メートル程の上下2段掘りになっています。上段は深さ50センチメートル程が円く素掘り(すぼり)になっており、残り下段の1.5メートル程は井戸枠を設けていたようです。井戸の底付近には、ほぼ完形の須恵器広口壺(ひろくちつぼ)が2個埋まっていました。他に土師器の皿・坏(つき)・甕(かめ)の破片が埋まっていました。この時代の井戸としては比較的丁寧に造られたものです。

井戸底に埋まっていた土器の写真

 井戸底から出土した須恵器ひろくちつぼの写真

このページの作成所属
教育庁 文化財保護課 調査事業グループ

ここまで本文です。


ホーム > 都市魅力・観光・文化 > 文化・芸術 > 埋蔵文化財情報 > 久宝寺遺跡(きゅうほうじいせき)(1)