和泉寺跡(いずみでらあと)・府中遺跡(ふちゅういせき)

更新日:2017年3月30日

所在地 : 和泉市府中町(ふちゅうちょう)4丁目・府中町

種類 : 社寺跡・集落跡

時代 : 弥生時代から中世

調査期間 : 平成23年2月から平成23年7月

主な遺構 : 中世の柱痕、弥生時代から古墳時代の流路

主な遺物 : 瓦器、須恵器、土師器、弥生土器、瓦

平成22年度和泉寺跡・府中遺跡(2)で紹介した調査区の、西側を調査しました。約1350年前に造られたと考えられている寺院、和泉寺跡(いずみでらあと)推定寺域の南東隅にあたる箇所です。平成22年度の調査区と同様に、中世(約800年前)の柱痕が多くみつかっている(写真上)ほか、奈良時代(約1300年前)の瓦も出土しました。寺院に直接関係する建物などはみつかっていませんが、瓦は寺院の建物の屋根に葺かれていたものでしょう。

また、弥生時代の終わりから古墳時代初め頃(約1900から1800年前)の流路から、土器がみつかりました(写真下)。これまでの調査で、この時期の土器が、周辺の他の場所でも多く出土していることがわかっています。残念ながら、住居の跡などは見つかっていませんが、近くに住んでいたことは間違いありません。今後、周辺の調査で、当時の人々の住んでいた場所が明らかになることが期待されます。

【写真】中世の柱あと

【写真】流路から出土した土器

このページの作成所属
教育庁 文化財保護課 保存管理グループ

ここまで本文です。


ホーム > 都市魅力・観光・文化 > 文化・芸術 > 埋蔵文化財情報 > 和泉寺跡(いずみでらあと)・府中遺跡(ふちゅういせき)