木津川遊歩空間の現場見学会について

更新日:2019年11月20日

 これまでは行政がつくり、行政が管理していた公共空間を、市民が使いこなしながら市民の手で維持管理を担うという、新しい社会インフラの使いこなし方にチャレンジしている「木津川遊歩整備空間事業」。
 現在、平成28年春の供用開始をめざして、遊歩道と広場の整備が行われています。 

 この度、この空間の一番の特徴である段々の形状と、市民が参加して活用できる植栽スペースをご覧いただくため、現場見学会を開催いたします。
 水辺と空間の広がりを楽しみながら、工事の現場を直に見ていただける絶好の機会です。ぜひご参加ください!

≪現場見学会について≫


〇開催日時:平成27年12月19日(土曜日) 午前10時から午前11時まで
〇集合場所:木津川遊歩整備空間 工事現場入口・現場事務所
        大阪市西区立売堀6−6−21
        ※下記の地図をご参照ください。
        ※安全具の装備を行いますので、5分前までにお越しください。
        ※動きやすい服装でお越しください。
〇申 込 み:不要(直接現地へお越しください。)
〇中 止 等:小雨決行、荒天時は見学会を中止します。中止の場合は、現場入口に掲示します。

≪ニュースレター「木津川の水辺であそぼ。」について≫

木津川遊歩整備空間について幅広く知っていただくため、ニュースレター「木津川の水辺であそぼ。」を発行いたしました。
これまでの成り立ちや、つくり手の声、地域の方の声をご覧いただけます。

「木津川の水辺であそぼ。」はこちら
〇第1号(平成27年12月1日発行)
 ・概要、今後の予定に関する記事を読む [画像ファイル/1.93MB]
 ・インタビュー記事を読む [画像ファイル/1.92MB]

≪木津川遊歩整備空間事業について≫

〇市民による社会インフラの利活用・維持管理
 
これまでは行政がつくり、行政が管理していた公共空間を、市民が使いこなしながら市民の手で維持管理を担うという、新しい社会インフラの使いこなし方にチャレンジしているプロジェクトです。住民の利活用を促し、地域から愛され誇りとされる親水空間を生み出すため、遊歩空間のデザイン段階から地域住民の意見を盛り込むこととし、ステークホルダーの一員として住民が関わるスキーム※を構築しました。

〇都市魅力を向上させる社会インフラ
 
構造上、安全な遊歩空間(遊歩道・広場)とすることはもちろん、都市魅力をも向上させる社会インフラとするため、アイデアやデザイン性を競う公募スキームを構築しました。通常は実績のある大手ゼンコンが建設一式を行うことが多いですが、このプロジェクトでは、よりデザイン性に重きを置いたスキーム※を構築し、アイデアがあればだれでも応募できるようにしました。その結果、全国から40件の応募をいただき、地域の歴史性、気候・気象条件を踏まえた作品『だんだんばたけでハマベをつくる―立売堀のマーケットプレイス―』が採択されました。人と人を結びつける機能、活動を誘発する工夫が随所に凝らされ、今後の地域の交流拠点としての可能性を大きく期待させるものである点が大いに評価されました。現在、第一期工事として遊歩道の整備が始まっています。

※木津川遊歩整備空間事業デザインコンペのスキーム
 建設工事一式を入札にかけるのではなく、「地域の方々の想いや使いこなしのアイデアを実現すること」を重視しました。地域の想いやアイデアを詳細に把握するため、地域住民を対象としたワークショップを重ね、意見交換を行いながら、地域ニーズのブラッシュアップ(下右図)を行い、公募の条件としました。
 2段階の審査を経て最優秀デザイナーを選定しました。特徴として、1次審査を通過した応募者は、河川設計のコンサルタント業者、及びエンジニア・アーキテクト(土木設計家)のサポートを受けることができ、そのサポート内容を2次審査資料に反映できるようにしました。これにより、熱意を持つ優秀な学生・デザイナー・建築家から、多数のアイデアを募集すことができました。
さらに、審査の過程で住民ニーズがないがしろにされないよう、(1)住民組織、(2)行政、(3)審査会が三つ巴の関係となる体制を構築しました。

〇空間の担い手の発掘
 
 地域で維持管理・利活用を担う遊歩空間を実現するにあたり、その主体を育成するため、木津川遊歩空間近隣で活動している団体にヒアリングをし、取り組みの周知を図るとともに空間の担い手の発掘を行っています。地域から愛され誇りとされる親水空間を生み出すため、現在進行形で取り組んでいます。

このページの作成所属
府民文化部 文化・スポーツ室文化課 文化創造グループ

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