平成30年大阪府内で発生した食中毒の原因第1位は?(食品衛生いろはの「い」:令和元年度第1号) 〇平成30年大阪府内で発生した食中毒の原因第1位はカンピロバクターでした。(食中毒発生件数73件中48件、患者数295人) 「大阪府HP 平成30年食中毒発生状況」 http://www.pref.osaka.lg.jp/shokuhin/shokutyuudoku/hasseijyoukyou-h30.html 〇カンピロバクターは鶏や牛などの腸管内に常在する菌で、生体から食肉に加工される過程で腸内の菌が食肉部分に付着することがあります。 特に鶏肉のカンピロバクター汚染率は高く、飲食店での鶏肉の刺身やたたきを原因と考えられるカンピロバクター食中毒が多く発生しています。 「大阪府HP 施設に対する行政処分等の情報(食中毒事件の発生した施設情報)」 http://www.pref.osaka.lg.jp/shokuhin/ihan/sisetsuihan.html 〇カンピロバクターは空気のある状況では発育できず徐々に死滅していく特徴があるため、新鮮な肉であればあるほど元気のいいカンピロバクターが存在している可能性が高くなります。 「新鮮であれば生で食べても大丈夫」は間違いです。 カンピロバクター食中毒では、食後1日から7日ぐらいで、腹痛、下痢、発熱などの症状がみられます。 まれに感染後数週間で神経疾患の一つであるギランバレー症候群を発症し、重症化することがあります。 カンピロバクター食中毒を予防するには、食肉は中心部まで十分に加熱することが重要です。 ご自身でも生や加熱不十分な食肉を食べないことは元より、お店をされている方は加熱不十分な食肉の提供はしないようにしましょう。 このメールは「食品衛生いろはの『い』」を選択された方に配信しています。 <お問い合わせ> 大阪府 食の安全安心メールマガジン Eメール:shokunoanzen-g06@sbox.pref.osaka.lg.jp 情報変更・配信停止手続きページ https://reg23.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=pg-ojt-7127d1a15567d6792d767e5e0f761c3a