調理器具を適切に洗浄・消毒しましょう(食品衛生いろはの「い」:令和5年度第1号) 食中毒菌に汚染された調理器具や手を介して食中毒菌が生野菜や調理済み食品にうつることを二次汚染と言います。 この二次汚染による食中毒を防ぐため、包丁やまな板などの調理器具を適切に洗浄・消毒することが大切です。 ○洗浄・消毒の手順の一例 〜「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理のための手引書(小規模な一般飲食店事業者向け)」(公益社団法人日本食品衛生協会)より〜 <まな板・包丁・へら等> 1.水道水で水洗いし、目に見える食品、汚れを取り除きます。 2.スポンジタワシに洗剤をつけ、泡立ててよく洗浄します。 3.水道水でよく洗剤を洗い流します。 4.熱湯、塩素系殺菌剤または70%アルコールなどにより殺菌します。 5.よく乾燥させ、清潔な場所で保管します。 <ふきん、タオル等> 1.水道水で水洗いします。 2.洗剤をつけ、泡立ててよく洗浄します。 3.水道水でよく洗剤を洗い流します。 4.可能であれば、沸騰したお湯で5分以上煮沸殺菌、または塩素系殺菌剤で殺菌を行います。 5.清潔な場所で乾燥させてから保管します。 ○適切に洗浄・消毒するためのポイント ・ほとんどの場合、食中毒菌は汚れと混在しています。また、汚れが残っていると、消毒の効果は著しく低下します。食中毒菌を減らし、汚れを落とすため洗浄はしっかり行いましょう。 ・消毒剤は定められた濃度や方法で使用しなければ十分な効果を得られません。使用方法をよく確認して適切に使用しましょう。 このメールは「食品衛生いろはの『い』」を選択された方に配信しています。