『知ってますか?貝毒(食品衛生いろはの「い」:平成30年度第6号)』 アサリやシジミなどの二枚貝は時期によって毒を持つことがあるのをご存知でしょうか。 海水中のプランクトンには、食中毒の原因となる毒を持つものがいます。このような有毒プランクトンをエサとして食べた二枚貝が、体内に毒を蓄積する現象を貝毒といいます。なお、一部の例外はありますが、巻貝やエビ、イカ、タコ、魚には貝毒は起こりません。 主な貝毒の種類は、フグ毒の症状に似る麻痺性貝毒と、下痢や嘔吐をおこす下痢性貝毒です。昨年は全国の様々な海域で麻痺性貝毒が発生し、大阪府海域でも2月中旬から9月中旬まで発生が続きました。3月には自生した二枚貝を採って食べた方が食中毒を起こした事例もありました。 麻痺性貝毒の食中毒は舌や唇などの麻痺がおこり、重症では呼吸麻痺を起こし死亡することもあります。貝毒の有無は外見からは判断できず、また加熱などの一般的な調理方法で毒はなくなりません。生産地や出荷地では毒化した貝が出回らないよう対策を講じていますが、みなさんも取り扱う二枚貝の産地で貝毒の発生がないか確認し、安全な二枚貝を提供しましょう。 ○貝毒についての情報はこちら! 「貝毒に注意しましょう!」(大阪府ホームページ) http://www.pref.osaka.lg.jp/shokuhin/shokutyuudoku/kai.html このメールは「食品衛生いろはの『い』」を選択された方に配信しています。 <お問い合わせ> 大阪府 食の安全安心メールマガジン Eメール:shokunoanzen-g06@sbox.pref.osaka.lg.jp 情報変更・配信停止手続きページ https://reg23.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=pg-ojt-7127d1a15567d6792d767e5e0f761c3a