生で提供したらあカン!ピロバクター(食品衛生いろはの「い」:平成30年度第4号) 平成29年に発生件数の最も多かった食中毒は何かご存知でしょうか? 全国で発生した食中毒のうち、カンピロバクター食中毒の発生が最も多く(320件/1,014件:31.6%)、府内でも発生件数1位でした(36件/64件:56.2%)。 カンピロバクターは鶏や牛などの腸管内に生息する細菌で、食肉になるまでの過程で付着することがあります。特に鶏肉の汚染率が高く、鶏肉の刺身やタタキといった生又は加熱不十分な鶏肉料理が原因と考えられるカンピロバクター食中毒が多発しています。 症状は下痢・腹痛・発熱・頭痛などで、菌が体に入ってから症状が出るまでの潜伏期間が1〜7日間とやや長いことが特徴です。 カンピロバクターは少ない菌量でも食中毒を起こすため、鶏肉に菌が付着している場合、鮮度の良し悪しとは関係なく食中毒を起こす可能性があります。 以下の点に注意し、安全な食品を提供しましょう。 【予防のポイント】 ◇鶏などの食肉は中心部まで十分に加熱しましょう!(中心部を75℃で1分間以上) ◇食肉を保管するときは、フタ付きの容器などに入れ、他の食品を汚染させないようにしましょう! ◇食肉に触れたまな板、包丁などの調理器具は十分に洗浄し、熱湯などで消毒しましょう! ◇食肉を触った後は、石けん等で十分に手を洗ってから他の食品を取り扱いましょう! □「知ろう!防ごう!カンピロバクター食中毒」(大阪府ホームページ) http://www.pref.osaka.lg.jp/shokuhin/shokutyuudoku/kannpirobakuta-.html このメールは「食品衛生いろはの『い』」を選択された方に配信しています。 <お問い合わせ> 大阪府 食の安全安心メールマガジン Eメール:shokunoanzen-g06@sbox.pref.osaka.lg.jp 情報変更・配信停止手続きページ https://reg23.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=pg-ojt-7127d1a15567d6792d767e5e0f761c3a