第12回:ステップ5 健康被害につながる要因への『特に重要な対策』を決める【異物編】(食品衛生いろはの「い」) あけましておめでとうございます。 本年も引き続き、食の安全安心メールマガジンをご愛読くださいますようお願い申し上げます。 それでは、年初めの「食品衛生いろはの『い』」スタートです! 危険な異物による≪健康被害につながる要因≫への対策のうち、健康被害を防ぐことができる『特に重要な対策』を決めます。 では、第10回で見つけたハンバーグの調理作業ごとの対策を使って考えてみましょう。 ≪要因≫と『対策』 食材の要因…牛ひき肉に骨片、卵に卵の殻が残ってしまう  ★対策@→食材の中に混ざっていないか、作業中によく見て点検する【残さない】 手順の要因…すべての調理作業で意図せず異物が食品に入ってしまう  ★対策A→調理場内は整理整頓し、不要なものを置かない【入れない】  ★対策B→調理場ではアクセサリーや装飾のある服を身につけない【入れない】  ★対策C→調理器具や食器を定期的に点検、修理、交換する【入れない】  ★対策D→作業中や盛付時に異物が入っていないか点検する【残さない】など 危険な異物を【入れない】ための対策A〜Cは、主に調理場内の整理整とんや調理人の身だしなみといった、日ごろの衛生管理を行うことで対応するものです。 また、【残さない】ための対策@や対策Dでは、異物を必ずしも除去しきれないため、『特に重要な対策』とは設定できません。 このように例で示したハンバーグの調理作業であれば、前回の【食中毒菌・ウイルス編】と今回の【異物編】をあわせて、『特に重要な対策』を「食品の中まで十分に火が通るよう加熱する」に決定することができます。 ポイント:健康被害を確実に防ぐことができる対策を、『特に重要な対策』として決定しましょう。 次週は、「ステップ6 『特に重要な対策』をルール化する」を配信します。 過去の配信はこちらをご覧ください。 http://www.pref.osaka.lg.jp/shokuhin/magajin/iroha2.html このメールは「食品衛生いろはの『い』」を選択された方に配信しています。 <お問い合わせ> 大阪府 食の安全安心メールマガジン Eメール:shokunoanzen-g06@sbox.pref.osaka.lg.jp 情報変更・配信停止手続きページ https://reg23.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=pg-ojt-7127d1a15567d6792d767e5e0f761c3a 2025万博を大阪・関西へ! ■誘致委員会ホームページ:http://www.expo2025-osaka-japan.jp/〔会員募集中です〕