第10回:ステップ4 健康被害につながる要因への対策を考える【異物編】(食品衛生いろはの「い」) 危険な異物による≪健康被害につながる要因≫を、食材と調理作業の手順ごとに探し出した後は、これらの要因への対策として「異物を入れない・残さない」手段を考えます。 では、第7回で見つけた、ハンバーグの食材と手順の≪要因≫を使って、『対策』を考えてみましょう。 ≪要因≫と『対策』 食材の要因…牛ひき肉に骨片、卵に卵の殻が残ってしまう  ★対策→食材の中に混ざっていないか、作業中によく見て点検する【残さない】 手順の要因…すべての調理作業で意図せず次の異物が食品に入ってしまう ◇調理する人の不注意によるもの  ★対策→調理場ではアクセサリーや装飾のある服を身につけない【入れない】      手袋や絆創膏は、破れていないかをまめに点検する【入れない】【残さない】 ◇調理器具や食器の破損、施設の劣化によるもの  ★対策→定期的に点検し、破損があれば速やかに修理、交換する【入れない】 ◇その他(ホッチキスの針など)  ★対策→調理場内は整理整頓し、不要なものを置かない【入れない】      作業中や盛付時に異物が入っていないか点検する【残さない】 ポイント:≪健康被害につながる要因≫への対策として、「異物を入れない・残さない」手段を考えましょう。 次週は、「ステップ5 健康被害につながる要因への『特に重要な対策』を決める」を配信します。 過去の配信はこちらをご覧ください。 http://www.pref.osaka.lg.jp/shokuhin/magajin/iroha2.html このメールは「食品衛生いろはの『い』」を選択された方に配信しています。 <お問い合わせ> 大阪府 食の安全安心メールマガジン Eメール:shokunoanzen-g06@sbox.pref.osaka.lg.jp 情報変更・配信停止手続きページ https://reg23.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=pg-ojt-7127d1a15567d6792d767e5e0f761c3a