第6回 (コラム)食中毒菌はこんなところに!?  肉や魚、野菜など、生の食材には様々な食中毒菌がついていることをご存知ですか?  私たちヒトや動物の腸内には多くの種類の菌が生きており、ヒトの腸内には1キロ以上の菌がいると言われています。一般的に、動物の腸内の菌は糞とともに排泄され、土や水といった環境に溶け込みます。この環境中で育った植物にも菌がつき、植物を食べた動物の体内に再び入ります。このように、菌は自然界のあらゆるところに存在しています。食肉についている食中毒菌も、元々は健康な動物の腸内にいる菌です。家畜を食肉に加工する際に、腸内の菌が肉についてしまうことがあります。    食中毒菌の一種であるサルモネラは、牛、豚、鶏、ヒト以外にも、犬や猫、ネズミ、ハエなどが持っていることもあります。この菌は、水やエサを介して養殖中の魚類やは虫類などにつくことがあり、過去にはウナギやスッポンによる食中毒も発生しています。  また、黄色ブドウ球菌という食中毒菌は、ヒトや動物の傷口をはじめ、全身の皮膚や腸内、耳や鼻の穴の中(!)などに広く存在します。手荒れはこの菌の温床になるため、作業が終わったあとは保湿クリームなどで手指を保護しましょう。    目には見えませんが、食中毒菌はいつも皆さんのそばにいます。  お店でも、このことを意識して衛生管理に取り組みましょう。  次週は、「ステップ3 健康被害につながる要因を見つけ出す【異物編】」を配信します。 過去の配信はこちらをご覧ください。 http://www.pref.osaka.lg.jp/shokuhin/magajin/iroha2.html このメールは「食品衛生いろはの『い』」を選択された方に配信しています。 <お問い合わせ> 大阪府 食の安全安心メールマガジン Eメール:shokunoanzen-g06@sbox.pref.osaka.lg.jp 情報変更・配信停止手続きページ https://reg23.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=pg-ojt-7127d1a15567d6792d767e5e0f761c3a 2025万博を大阪・関西へ! ■誘致委員会ホームページ:http://www.expo2025-osaka-japan.jp/〔会員募集中です〕