牛乳の豆知識(乳糖不耐症について)(動物愛護畜産課からのお知らせ) 牛乳を飲むとお腹にガスがたまる、ゴロゴロする、下痢をする等の不快症状が現れることはありませんか? これを「乳糖不耐」といいます。昔から知られてきた症状ですが、病気ではありません。 乳糖不耐症は酵素のラクターゼが欠乏しているために起こります。 ラクターゼは小腸の細胞で産生される酵素で、乳糖を2つの成分(ブドウ糖、ガラクトース)に分解し、腸壁から吸収します。 ラクターゼが欠乏していると、乳糖を消化吸収できません。 その結果、高濃度になった乳糖が小腸に水分を引き寄せ、水溶性下痢を起こします。 さらに乳糖は大腸に至り、細菌によって発酵されてガスを生じ、腹部膨満が起こります。 お腹がゴロゴロする人は、以下の飲み方を試してみてはいかがでしょうか。 ・数回にわけて飲む(少しずつわけて飲むことで乳糖が分解しやすくなります。) ・温めて飲む(牛乳を温めることで、腸への刺激が弱まり、ラクターゼの働きも盛んになります。) ・毎日飲む(乳糖分解の腸内細菌が増加し、腸内環境の改善が期待できます。) 以下のサイトで参考にしてください。 〇農林水産省ホームページ(外部サイト) https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1806/spe1_03.html 〇MSDマニュアル家庭版ホームページ(外部サイト) https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/03-%E6%B6%88%E5%8C%96%E5%99%A8%E7%B3%BB%E3%81%AE%E7%97%85%E6%B0%97/%E5%90%B8%E5%8F%8E%E4%B8%8D%E8%89%AF/%E4%B9%B3%E7%B3%96%E4%B8%8D%E8%80%90%E7%97%87 〇一般社団法人Jミルクホームページ(外部サイト) https://www.j-milk.jp/knowledge/food-safety/uwasa16.html このメールは「知っトク!食の情報」を選択された方に配信しています。