印刷

更新日:2022年12月12日

ページID:3198

ここから本文です。

続編:漂流した死体鯨の対応について

令和4年12月8日(木曜日)、堺泉北7-3区で眠りについていた鯨がついに掘り起こされました。

この鯨は、去年7月汐見沖で死亡した状態で発見された漂流鯨で、骨格の採取をするため7-3区に埋設していたものです。

1年5か月の地中生活の中で微生物の作用により、鯨の体は肉が溶け、骨が露出した状態になっていました。

鯨の積み下ろしの様子

Before(埋設時)

鯨の骨写真

After

採掘を行ったのは、大阪市立自然史博物館を拠点に活動している「なにわホネホネ団」。道端で死んでいる野生動物から動物園で死んだ動物などを解剖し、骨格・毛皮・筋組織をデータとして保存する活動をしています。

鯨は脊椎や腰椎をクレーンで吊り上げられ、全身の骨がくまなく博物館へと運搬されました。今後骨はさらにクリーニングされ、これからの研究の資料として大切に保管されます。

ちなみに、けして珍しい鯨ではないものの、大阪市立自然史博物館にとっては初のニタリクジラとなりました。

鯨のデータ

  • 種 ニタリクジラ(推定)
  • 全長 約11.5m
  • 体重 約8.5t
  • 主な生息域 北緯40度から南緯40度、水温20度以上の海域 日本では高知県沖の土佐湾 等

骨の吊り上げ

【吊り上げの様子】

骨の積み込み

【積み込みの様子】

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?