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更新日:2018年7月10日

ページID:3829

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こころのケア

大地震や航空機事故のような大きなできごとがあると、被災されたり事故に遭われた方や、そのご家族など身近な方、ニュースを見聞きした方など、様々な人がショックを受けたり、動揺したり、不安を感じたりすることがあります。

災害や事件・事故など、個人で対処できないような突然の衝撃的なできごとを体験すると、人はこころに傷を負います。
ひどいショックを受けると、こころとからだにいろいろな反応が起こることがあります。

それは誰にでも起こりうることで、特別なことではありません。

また、反応のあらわれ方や反応がおさまるまでの期間は、人によって異なります。
多くの場合は、時間とともに徐々におさまっていきます。

もし、反応が長く続いたり、強すぎてつらい場合は、専門の相談機関や医療機関に相談しましょう。

こころの健康に関する相談窓口

【電話番号】0570-064-556(こころの健康相談統一ダイヤル)

  • 大阪府在住の方:平日(祝日・年末年始を除く)/午前9時30分から午後5時
  • 大阪市在住の方:平日(祝日・年末年始を除く)/午前10時から午後5時
  • 堺市在住の方:平日(祝日・年末年始を除く)/午前9時から午後0時、午後0時45分から午後5時

※午後6時30分から午後10時30分(受付は午後10時)にも、民間団体による相談対応を行っています。

※一部のIP電話等からは接続できません。

※お住まいの地域や発信される場所によっては、他府県につながる場合があります。その場合は、下記の「こころの電話相談」をご利用ください。

<大阪府(大阪市・堺市を除く)>06-6607-8814(こころの電話相談)
受付:平日(祝日・年末年始を除く)/午前9時30分から午後5時

<大阪市>06-6923-0936(こころの悩み電話相談)
受付:平日(祝日・年末年始を除く)/午前9時30分から午後5時

<堺市>072-243-5500(こころの電話相談)
受付:平日(祝日・年末年始を除く)/午前9時から午後0時、午後0時45分から午後5時

*FAXでのお問合せ

<大阪府>06-6691-2814 <大阪市>06-6922-8526 <堺市>072-241-0005
なお、土・日・祝日、年末年始にお問い合わせいただいた場合は、次の開庁日の対応になります。

こころの健康に関する相談は、大阪府の保健所、大阪市各区保健福祉センター、堺市各区保健センター
及び府内中核市(東大阪市、高槻市、豊中市、枚方市、八尾市、寝屋川市、吹田市)の保健所
(東大阪市は各保健センター)でも受け付けています。

こころやからだに生じるさまざまな反応

  • こころの反応
    • ひとりでいるのがこわい
    • 不安になる
    • イライラする
    • おこりっぽい、急にキレる
    • 自分を責めてしまう
    • 何にも興味がもてない
    • 自分がダメな気がする
    • 感情がわかない …など
  • からだの反応
    • 熱が出る、汗が出る、ドキドキする
    • 眠れない、こわい夢をみる
    • おなかが痛い、頭が痛い
    • 食欲がなくなる
    • 吐き気がする
    • 排泄の悩み(下痢や頻尿など)
    • 皮膚の悩み(かゆみなど)
    • 疲れがとれない …など
  • 生活や行動の変化
    • 集中できない
    • しゃべりすぎ
    • 勉強する気がしない
    • 忘れっぽい、前のことが思い出せない
    • ひきこもりがち …など
  • 子どもの場合
    • いつもより泣いたり、大人にしがみついて離れない
    • 赤ちゃん返り、甘える・わがままを言う
    • 夜尿、お漏らし
    • 反抗、乱暴
    • 遊びの中で起きている出来事を再現する …など

こころとからだの健康を保つために・・・

こころに傷を受けた人と関わるとき

こころに傷を受けた人は、自分の変調に気づきにくいものです。
身近にいる人が、こころに傷を受けたときに起こる反応を正しく理解し、適切に対応することが大切です。

  • 安全な場所で安心して過ごせるようにしましょう
    • 傷や衰弱などがある場合は、まず、からだのケアをしましょう。
    • 日常生活がスムーズに行えるよう、援助することも大切です。
      基本的なニーズを満たし、可能な限り日課や習慣を保ちましょう。
  • 話をじっくり聞きましょう
    • 本人のニーズや心配していることを確認するようにしましょう
    • 無理に聞き出したり、相手の気持ちを批判したり、自分の考えを押し付けることは、禁物です。
    • 自分を責めている人には、「あなたが悪いのではない」と、話すことも役に立ちます。
  • 必要なところにつなぎましょう
    • 強いストレスを抱えていたり、日常生活に支障をきたしている場合は、公共サービスや社会的支援、専門家につなぎましょう。
  • ご自分へのいたわりも大切にしましょう
    • 「何とかしなければ・・・」と思い込んで、がんばりすぎないようにしましょう。
    • ひとりで抱え込まないようにしましょう。

回復のペースは、人それぞれ違います。焦らず、急かさず、見守りましょう。
また、自分自身のケアやリフレッシュも大切にしましょう。

支援者のメンタルヘルス

突然の衝撃的なできごとがあった時、支援にあたる方々も心理的な影響を受けます。

  • 支援者の受けるストレス
    支援者は少しでも役に立ちたいと思って、ついつい無理をかさねてしまいがちですが、からだには確実に疲れがたまっています。
    被災者等の様々なニーズに応えることは難しく、自分の仕事に不全感が残ることもあります。
    支援に対して、非難を受けることもあり、強いストレスを感じることもあります。
    支援者自身も突然のできごとに大きなショックを受け、こころに傷を負っていたり、場合によっては、喪失を抱えていることもあります。
  • 支援者へのアドバイス
    支援者が倒れてしまっては、被災者等への支援ができなくなってしまいます。
    「とことんがんばって倒れる」のではなく、支援者の役割を果たすことができるように、自分自身のメンタルヘルスにも気を配りましょう。
  1. 基本的なニーズを満たしましょう。休憩と食事・水分を意識して摂りましょう。
  2. 睡眠時間を確保し、不眠が続けば(お酒に頼らず)受診しましょう。
  3. 少しからだを動かしてみましょう。
  4. 誰かに自分の話を聞いてもらいましょう。仲間と話をして、お互いにサポートしあいましょう。
  5. 自分の働きを誉めましょう。困難がありながらも、困っている人のケアをするという立派な仕事を果たしていることを思い出してください。
  6. チームメンバーの心身の健康を守るための仕組みを整え、組織として取り組むことも大切です。

情報はこちらから

災害時等こころのケア研修

研修については下記のページをご覧ください。

災害時等こころのケア研修(クリックしてください)

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